材料システム研究所副所長 教授・博士(工学) 田中 基嗣 TANAKA Mototsugu |
最終更新日 2024/10/16 ■略歴 1992年 3月 東大寺学園高等学校 卒業 1996年 3月 京都大学 工学部 機械工学科 卒業 1998年 3月 京都大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修士課程 修了 1998年 4月 日本学術振興会 特別研究員 2001年 3月 京都大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士後期課程 修了 2001年 4月 京都大学 工学研究科附属 メゾ材料研究センター 研究機関研究員 2002年 4月 京都大学 工学研究科 助手 2007年 4月 金沢工業大学 工学部 機械系 航空システム工学科 講師 2010年 4月 金沢工業大学 工学部 機械系 機械工学科 准教授 2015年 4月 金沢工業大学 工学部 機械系 機械工学科 教授 2018年 4月 金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 ■専門分野 専門:バイオミメティクス、計算力学、材料力学、バイオマテリアル、バイオメカニクス、複合材料 ■研究業績 業績ページへ ■学生へのメッセージ F1エンジニアに憧れたのが、機械工学を専攻したきっかけです。その後、研究室に所属して研究活動を開始するときに、2種類以上の素材を組み合わせて新しい特性をもった材料を産み出す「複合材料」に興味を持ちました。ですので、もともとは、先進複合材料のミクロな破壊メカニズムの実験的・解析的研究が専門でした。金沢工業大学にやってきてからは、細胞・生体組織のバイオメカニクスにも本格的に取り組みはじめ、複合材料分野とバイオマテリアル・バイオメカニクス分野の知見を融合することにより、新しい学問体系を構築することを目指して研究活動を続けています。具体的には、丈夫で長持ちするだけでなく廃棄時にはすみやかに分解吸収される機能をもった地球環境に優しい複合材料の創製、骨欠損部機能を高度に代替するだけでなく骨形成速度に応じて体内で安全に分解吸収される骨再生医療用複合材料の創製、繰返し完全に自己修復可能な複合材料の創製、大型で複雑な複合材料構造を一体成型できる成形技術の確立、骨組織そのものを人工的に創り出す技術の構築、などに取り組んでいます。また、これまでの複合材料研究の経験を活かして、様々なナショナルプロジェクトに参加して、日本における複合材料の発展と実用化に寄与することに取り組んでいます。本質を捉えた研究テーマの設定と、誰にも真似できないアプローチを通して、みなさんと一緒に地球と人類の存続に貢献したいと考えていますので、興味のある人・熱意のある人は是非コンタクトしてください。 ■担当科目 工業力学T 電気基礎 材料力学T 3Dシミュレーション プロジェクトデザインV(田中基嗣研究室) 工業力学U 材料力学U 専門ゼミ(機械工学科) 革新的高信頼複合材料・構造システム基盤研究(田中基嗣) 複合材料評価技術 高信頼ものづくり専攻統合特論 複合材料工学特論 分子シミュレーション ■所属学科 工学部 機械工学科 |