高橋 真木子


教授・博士(工学)

高橋 真木子

TAKAHASHI Makiko
最終更新日 2024/10/16

■略歴
1986年
 
3月
 
フェリス女学院高等学校 卒業

1991年
 
3月
 
東北大学 農学部 農学科 卒業

1993年
 
3月
 
横浜市立大学大学院 総合理学研究科 修了

1993年
 
4月
 
(財)神奈川科学技術アカデミー(KAST) 教育部教育研修課 主事 

2004年
 
1月
 
東京工業大学 産学連携推進本部 特任助教授 

2006年
 
9月
 
東北大学 特定領域研究推進支援センター(CRESS) 特任助教授 

2008年
 
9月
 
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 研究開発推進部 プログラムオフィサー(非常勤) 

2010年
 
4月
 
(独)理化学研究所 研究戦略会議研究政策 企画員 

2010年
 
9月
 
東北大学大学院 工学研究科 技術社会システム専攻 博士課程 修了

2013年
 
4月
 
(独)理化学研究所 経営企画部戦略分析課 主幹技師長 

2014年
 
7月
 
金沢工業大学 大学院工学研究科 知的創造システム専攻 教授 

2016年
 
4月
 
金沢工業大学 大学院イノベーションマネジメント研究科 イノベーションマネジメント専攻 教授 



■専門分野
専門:リサーチ・アドミニストレーター(URA)、研究推進支援人材、技術経営、産学連携、イノベーションマネジメント

■研究業績
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■学生へのメッセージ

21世紀は知識創造社会といわれ、社会的な課題の解決、国際競争力強化のためにイノベーティブな活動がこれまでになく重要になっています。この流れの中で日本、アメリカを始め欧米先進国は、大学の研究教育力の強化と社会貢献機能の向上を進めてきました。最近では、東南アジア、アフリカ、中南米等の国でもこの動きが活発になっています。

研究教育力の強化、社会貢献機能の向上を進めるためには、大学を従来からの“学生を教育する(受ける)場所”から、“知識創出の源としてイノベーティブな変革に貢献するセクター”という観点で捉え直すことが必要になります。この時、大学の研究成果もまた、従来からの科学的知見としてだけでなく、知的資産としてどう活用できるか、という観点から捉え直さなければなりません。

さらに、創造・保護・活用という知的財産創造サイクルを、大学というセクターにあてはめ、どうマネジメントしていくか、という大きな課題に取り組むことが求められています。それには、大学の知識創造サイクルの特性を理解し、企業と大学が恊働する最適な体制を設計し、うまれた成果を適切に管理・活用するルールを設定する必要があります。それには、企業の知財マネジメントにも必要な産業構造、分野特性等の知識や、オープンクローズの知財戦略や標準化の知識等が必要になります。

産学連携、技術移転の業界は、歴史が浅く知見もそう蓄積されておらず、一方課題はまだ山積みです。例えてみれば、萌芽期をそろそろ脱し、定着・普及に向かう転換期と考えています。これは、見方を変えれば、知財の専門家にとって、自分の知識と経験をフル活用できる挑戦しがいがあるフィールドとも言えます。企業に所属する研究開発、知財部門等の方には、自社に最適な大学との連携方策を検討する基盤的な知識を、弁理士等を目指す知財専門家にとっては、イノベーティブな研究開発マネジメントとその中の知財の在り方という俯瞰的な知見を、受講するみなさんとの議論を通じ深めていきたいと考えています。



■所属学科
大学院イノベーションマネジメント研究科 イノベーションマネジメント専攻