空間情報セミナー
令和6年度 空間情報セミナー
K.I.T.空間情報プロジェクトでは、有識者との連携強化や普段接点のない異業種との交流の場の実現を図るため「空間情報」をキーワードに「空間情報セミナー」を年3回開催している。
本セミナーは令和6年度で18年目を迎え、スペーシャリストの会(公益社団法人日本測量協会による「空間情報総括監理技術者」資格認定試験に合格した技術者の会)、国?自治体の機関、大学等研究者、民間機関など各分野からご登壇頂き、測量分野を中心に都市計画?建築?人工衛星による観測等の、地球上の様々な「空間情報」に関する最新技術?取り組み事例についてご講演いただいている。また、日本写真測量学会北信越支部との連携による測量系CPDポイントの取得が可能となっている。
【第1回】令和 6年 6月28日(金) 13:10-17:00
司会
金沢工業大学 威廉希尔中文网站
環境土木工学科 教授 徳永 光晴
電気電子工学科 教授 山口 敦史
金沢工業大学 威廉希尔中文网站
環境土木工学科 教授 徳永 光晴
電気電子工学科 教授 山口 敦史
- 講演① 「三次元計測機器の進歩による生産性の向上」
- 株式会社快適空間FC
代表取締役社長 鵜飼 尚弘 氏 - 講演概要3次元計測の業務の幅が広がっています。3次元を活用した業務は、マニュアル、規程が整備され、より一層、活躍が期待される技術で成長している。本講演では、業務目的、要求に合わせた3次元計測機器の選択の必要について概説する。
- 講演② 「「点群データの取得と処理」の活用方法」
- 朝日航洋株式会社 国土保全事業部 空間情報部
技術部長 鈴木 寛 氏 - 講演概要書籍『点群データの取得と処理』より、点群データの活用事例と処理手順の基本を紹介するとともに、実際の作業事例を通じて点群データの取得方法やワークフローを解説する。
- 講演③ 「森林科学における空間情報学の挑戦」
- 日本大学生物資源科学部
森林学科 教授 ?村 充則 氏 - 講演概要「森林科学」は、森林についてあらゆる角度から科学的に研究する学際的学問分野である。本講演では、「空間情報学」の「森林科学」における挑戦について、これまでの研究成果や現在の教育活動を踏まえて解説する。
- 講演④ 「建築やまちに新たな魅力を創出するアーバンテック
-建築?まちづくり×データフュージョン-」 - 株式会社竹中工務店 技術本部 技術研究所 人間行動科学G
研究員 井上 僚 氏 / 研究員 清水 宏樹 氏 - 講演概要自社が取り組んでいる、デジタル技術を活用したまちの魅力づくりのフレームワーク「アーバンテック?」の開発技術のうち、AI によるSNS を用いた街中の感情分析や画像を用いた風景の印象評価などを中心に紹介する。
【第2回】令和 6年 9月27日(金) 13:10-17:00
司会
金沢工業大学
建築学部 建築学科 教授 土田 義郎
威廉希尔中文网站 環境土木工学科 教授 中野 一也
金沢工業大学
建築学部 建築学科 教授 土田 義郎
威廉希尔中文网站 環境土木工学科 教授 中野 一也
- 講演① 「災害に強い「まちづくり」を支える防災デザイン」
- 株式会社三栄コンサルタント
設計部 部長 下境 敏広 氏 - 講演概要専門的?科学的?客観的な裏付けのある正確な災害情報を提供するのは防災の専門家であるが、それを多くの人に効果的に伝えるにはデザインがなくてはならないことを実例を通じて紹介する。
- 講演② 「地理空間情報DXに向けた取組み」
- アジア航測株式会社
先端技術研究所 所長 新名 恭仁 氏 - 講演概要自社のセンシング技術に加え、AI技術?3D解析技術?可視化技術を用いた業務の変革?サービス構築に向けた取組みについて紹介する。
- 講演③ 「令和6年能登半島地震における地理空間情報の提供」
- 国土地理院 北陸地方測量部
部長 白井 宏樹 氏 - 講演概要令和6年能登半島地震において、国土地理院は、測量?地図分野の技術を活用し、地殻変動解析、空中写真撮影及び判読等を実施し、関係機関をはじめ広く国民へ情報提供してきた。これら災害対応の取組を中心に紹介する。
- 講演④ 「投象による4次元のカタチの実体化」
- 神戸大学 大学院工学研究科
建築学専攻 教授 鈴木 広隆 氏 - 講演概要本講演では、4次元のカタチを3次元に変換する方法を説明するとともに、照明器具デザインへの応用例や、簡単に4次元のカタチを取り扱うための4次元グラフィクスライブラリの開発、絵画に描かれた多面体の4次元的解釈について説明する。
【第3回】令和 6年11月29日(金) 13:10-17:00
司会
金沢工業大学
建築学部 建築学科 教授 下川 雄一
金沢工業大学
建築学部 建築学科 教授 下川 雄一
- 講演① 「空間情報取得技術を用いた災害状況把握」
- 株式会社パスコ 経営戦略本部
災害対策部 部長 下村 博之 氏 - 講演概要衛星画像や空中写真などの空間情報を取得する手段は、頻発化?広域化する風水害や繰り返される地震災害に対しても、状況把握等に適用される。令和6年能登半島地震や9月に発生した前線による大雨災害も交えて事例を紹介する。
- 講演② 「能登半島地震における応急仮設住宅の設計迅速化の実践」
- 熊本大学 大学院先端科学研究部土木建築学部門
人間環境計画学分野 教授 大西 康伸 氏 - 講演概要令和6年元日に発生した能登半島地震におけるプレハブ仮設住宅の設計迅速化の実践についてご紹介する。また、プレハブ仮設住宅の提供までに要した期間を分析し、取り組みの効果と問題点について論じる。
- 講演③ 「能登半島におけるドローンによる災害支援」
- 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
参与 嶋本 学 氏 - 講演概要令和6年1月1日に起きた能登半島地震、更に9月21日に起きた能登の水害に際し、JUIDAはドローンによる災害支援活動を、それぞれ1か月間及び1週間実施した。その活動を通じて感じた地理空間情報収集上の課題について語る。
- 講師による意見交換会
- 司会 金沢工業大学 建築学部 建築学科 教授 下川 雄一