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白山手取川ジオパークのユネスコ世界ジオパーク認定に向けて、学生らが現地審査で審査員に発表。白山手取川地域でのまちづくりへの貢献、教材開発などを紹介


10月6日(木)に実施された白山手取川ジオパークの「ユネスコ世界ジオパーク」認定に向けた現地審査の一行が金沢工業大学白山麓キャンパスを訪れ、学生団体SDGs Global Youth Innovatorsの味岡俊嘉さん(経営情報学科4年)、前出真希さん(同3年)が、株式会社LODUとともに、白山手取川地域でのこれまでの活動についてプレゼンテーションを行いました。

金沢工業大学ではこれまで、SDGs推進センターを中心に、白山手取川地域をフィールドとしてさまざまな活動を進めてきました。白山市の地域課題を発見?解決する「プロジェクトデザイン」などの授業科目を通じた、持続可能な魅力あるまちづくりへの貢献のほか、白山手取川ジオパークをテーマにしたゲームを複数開発してきました。


今回の現地審査では、こうした活動を通して感じた思いや今後のジオパークでの活動目標などを学生らが下記のポイントに分けて発表し、若者たちによる白山手取川ジオパークでの活動を審査員に紹介しました。
  • 白山手取川ジオパークについて若者が楽しく学ぶための教材の開発
  • 白山手取川ジオパークが抱える地域課題を解決するための調査と提案の作成、検証活動、市長への提案
  • 地域住民と若者が一緒に行う地域の未来像の作成と、若者が移住して行うジオパーク保全?活用のための活動
  • 北陸全体のユネスコ関連の取り組みのネットワーク化と若者との接点の強化

この現地審査には、クリスティン ランネス氏(ギア ノルベジカ ユネスコ世界ジオパーク 理事長)とラサヌバリ アズマ ラマ アブドゥ ハミッド氏(ランカウイ ユネスコ 世界ジオパーク 地質学者)の2名が審査員として参加されました。

現地審査の会場となった金沢工業大学白山麓キャンパスには、地域の方々と共にフィールドワークを通して作成した「白山手取川流域SDGsエコ?ジオ?ヒトマップ」、白山手取川流域の湧き水マップや、ジオパークを題材にしたゲーミフィケーション教材などを展示し、白山手取川ジオパークのすばらしさを審査員にアピールしました。

「ユネスコ世界ジオパーク」の認定は、現地調査の後、12月のカウンシル会議で審議される予定です。


発表者
  • SDGs Global Youth Innovators/経営情報学科4年 味岡俊嘉さん
  • SDGs Global Youth Innovators代表/経営情報学科3年 前出真希さん
  • SDGs推進センター研究員/株式会社LODU 島田高行氏
  • SDGs推進センター 薮内一葉

ジオパークは、大地の成り立ちを示す地質?地形など、地球の活動がよくわかる大地の遺産を主な見どころとする、自然公園の一種です。日本国内には、国内版の「日本ジオパーク」が46地域(そのうち9地域がユネスコ世界ジオパーク認定、2022年1月現在)存在し、白山市全域を範囲とする「白山手取川ジオパーク」もその一つです。白山手取川ジオパークでは、「ユネスコ世界ジオパーク」の認定に向けた取り組みが進められており、この一環として今回の現地審査が行われました。