石川県立鶴来高等学校で実施する、郷土実践の授業の一環として、高校生が自らアイデアを出して地域密着型ゲームを作製する取組を金沢工業大学SDGs推進センターが参画しました。
この取組は、生徒が主体となり、白山手取川ジオパークの魅力を伝えるためのボードゲームを作り上げる全9回の授業を実施しました。
取組はゲーム作製を通じて地域の自然や文化を深く学び、それを次世代に伝えることを目的としています。 授業では、高校生自ら既存のボードゲーム体験から得たアイデアを基にプロトタイプを開発、生成AIを活用してパッケージデザインを行い、体験会と改善でブラッシュアップしてゲームが完成しました。最後の振り返り授業では、生徒たちがこのプロジェクトを通じて得た成長や学びを共有し、地域や未来に向けた目標を確認しました。
受講した高校生からは「自分たちのアイデアが形になる過程が楽しかった」「今後も、何度も挑戦し、失敗してもあきらめずに続けていきたい」といったコメントがあり、協力や創造性を育む学びに繋がっています。
完成したゲームは、地域イベントや近隣小中学校の授業で活用される予定であり、取組を通じて学んだ内容が地域に還元される形で展開されることが期待されます。
第1回
日時:5月10日(金)
場所:金沢工業大学
?金沢工業大学およびSDGs推進センターの紹介
?ゲーミフィケーション教材の説明
?ゲームのコンセプト検討
第2回
日時:5月22日(水)
場所:オンライン
?コンセプトの決定
第3回
日時:6月14日(金)
場所:金沢工業大学
?既存ボードゲームの体験会
第4回
日時:7月12日(金)
場所:鶴来高校
?プロトタイプの開発
第5回
日時:9月13日(金)
場所:金沢工業大学
?プロトタイプの開発とブラッシュアップ
?第1回プロトタイプ進捗報告会と体験会
第6回
日時:10月18日(金)
場所:金沢工業大学
?金沢工業大学が改善した1回目のプロトタイプ体験会
?改善点の創出
第7回
日時:11月1日(金)
場所:金沢工業大学
?生成AIによるパッケージデザインの生成
第8回
日時:11月22日(金)
場所:金沢工業大学
?金沢工業大学が改善した2回目のプロトタイプ体験会
?ファシリテーションにおけるポイントの理解
第9回
日時:12月11日(水)
場所:鶴来高校
?授業の振り返り
?気づきや成長したことを考えるワーク