「アインシュタインは何を考え、何を語ったのか」
講義のストーリー
1.イントロ
自己紹介、講義概要とお話の進め方について説明します
2.序論の前に
物理において基準となる枠組み
:座標系、慣性系、加速度系について解説します
3.論文序論
序論から絶対静止空間の否定,時間の同時性など物理学の革新をもたらすことが書いてある
:内容とその意義、また、相対性理論創造に大きな影響を与えたマッハの著作について解説します
4.Ⅰ 運動学の部§1~5
光を用いた同時刻の定義,長さと時間の相対性、ローレンツ変換のアインシュタイン独自の導出、その物理的意味、速度の合成側など、今日、特殊相対性理論の主要部と考えられる内容の基礎部分が、物理学的にはほぼ完璧に示されている
:これをできるだけ分かり易く解説します
5.Ⅱ 電気力学の部
電磁場におけるローレンツ変換、光のドップラー効果などが書かれている
:基礎知識をできるだけ要求せず概略を簡単に解説します
6.論文「質量とエネルギーの等価性の初等的証明」
有名なE = Mc2の関係について分かり易く証明してある
7.アインシュタインの独自性
ローレンツやポアンカレの考え方を説明し、特殊相対性理論創造者としてのアインシュタインの独自性を示します
8.まとめ
特殊相対性理論におけるアインシュタインの物理的思想について解説します