越日工業大学では金沢工業大学のチームで問題発見?解決に取り組む「プロジェクトデザイン教育(PD教育)」を採用しています。寄付講座は、このPDⅠ、Ⅱ、Ⅲにおいて取り組むテーマを協力企業から提示してもらうことを起点とします。
このPD教育は、技術者が実社会において取り組む活動は、①解が一意に定まらない問題の解決であり、②専門分野の異なる複数の人員がチームを組み、活動を推進することが多い。技術者として活躍するためには、多人数が協働して問題解決を行う経験と、そのために必要となる技能の習得が重要です。また、他者から与えられた指示や問題に従って、受動的に学習するのではなく、自主的に問題発見?解決活動に取り組む能力が必要となります。
具体的には、日系企業が求める能力を育成するために、学年に応じてテーマを予定しています。
プロジェクトデザイン教育と関連させ「日系企業が求める」能力を育成
寄付講座は、PDⅠ、Ⅱ、Ⅲにおいて取り組むテーマを協力企業から提示してもらうことを起点とします。具体的には、日系企業が求める能力を育成するために、学年に応じて次に示すようなテーマを予定しています。技術者が実社会において取り組む活動は、①解が一意に定まらない問題の解決であり、②専門分野の異なる複数の人員がチームを組み、活動を推進することが多い。技術者として活躍するためには、多人数が協働して問題解決を行う経験と、そのために必要となる技能の習得が重要です。また、他者から与えられた指示や問題に従って、受動的に学習するのではなく、自主的に問題発見?解決活動に取り組む能力が必要となります。
【プロジェクトデザイン教育】
プロジェクトデザイン科目と寄付講座
本事業で実施する「寄付講座」と、既存のプロジェクトデザイン科目との関係を下図に示します。
協力企業からは、
●PDⅠ、Ⅱ、Ⅲにおいて取り組むテーマの提示
●寄付講座として、提示いただいたテーマに関する講義の実施
へのご協力をお願いします。
「協力企業から提示されたテーマ(以下、提示テーマ)」に対して、学生はPD教育の中で次のような学習?活動を行います。
- 提示テーマに対して問題発見?定義し解決策を創出するには、「テーマの背景の理解」をはじめ「業界?企業の概要?位置付け」等を詳しく調査する必要があるため、日系企業への理解が深まると共に、身近な存在として具体性をもって認識することになります。
- 提示テーマに対して解決策を創出する際には、企業が日常的に制約条件として考慮している、例えば「実現可能性」「コスト」「有効性」「効率」等を深く検討して進めることになります。また、日系企業が特に重視している「安全面」「環境に与える影響」「倫理面」等の観点からも学生に検討を求めることになります。
- 提示テーマでは企業内で通常行われている業務やプロジェクトと同様に、授業を担当する教員を上司と見なして、「報告?連絡?相談」等を口頭ならびにレポート等の形で実施します。また、チーム活動を主体として授業運営されるため、チーム内での「リーダーシップ」「協調性」等のあり方についても実践的な指導を行うことになります。
実施スケジュール
協力企業に実施いただく講座は、平成29年(2017年)9月以降の実施を予定しています。
具体的な時期は、VJITのカリキュラムに合わせ、ご調整させていただきます。なお、「テーマの提供」は学期(授業)初期週を、「チームごとの指導」は中間または最終発表(授業の終期週)を予定しています。