VJITは、1995年開学の在学生約4万人の私立大学ホーチミン市工業大学(HUTECH)を母体とし、2015年10月19日に開学しました。VJITの教育目標は、これまで広範囲な技術の教育を着実に進め、社会に役立つ人材を送り出してきたHUTECHを基盤とし、日本との連携でユニークな日本語教育と日本の”ものづくり”の方法を教育に取り込むと共に、インターンシップを通じて日系企業との接点を強くし、社会で役に立つエンジニアを輩出することです。現在の総学生数は約3万名です。
● 日本文化と日本語教育を徹底して学ぶこと
● 「ものづくり」の実践力をつけ、専門知識を学ぶこと
● 日本の産業界?大学と連携すること
● 即戦力として社会に貢献すること
● 日本とベトナムの懸け橋になること
概要
(1) 設 立:2015年 9月 | |||
(2) 場 所:ベトナム ホーチミン市 中心市街地 | |||
(3) 運営母体 :ホーチミン市工業大学 (3万人が在籍する私立大学 ) | |||
(4) 学科構成 (2023年6月現在): | |||
●自動車工学 | ●自動制御学 | ●メカトロニクス学 | ●情報技術学 |
●食品工学 | ●会計学 | ●旅行観光学 | ●経営学 |
●財務?銀行経営学 | ●経済法学 | ●マーケティング学 | ●マルチ威廉希尔中文网站学 |
●ホテル?マネジメント学 | ●レストラン?飲食店管理学 | ||
●ロジスティクス学 | |||
(5) 学生数(2023年6月現在): | |||
●1年生 513名 ●2年生 304名 ●3年生 457名 ●4年生 578名 *その他在籍する学生あり。 |
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(6) 教育の特色: | |||
日本の企業の要請に応えられる優れた人材を輩出します。 | |||
1.日本の“ものづくり”のスキルを導入して、今までにない画期的で活力のある教育を目指します。そのために金沢工業大学の支援を受けて、金沢工業大学のプロジェクトデザイン教育を導入します。これはチーム活動の中で、問題を発見し解決まで導く訓練法です。学生たちは現実の問題に対して自ら考える力とコミュニケーション能力を身につけ、社会?企業で即戦力になる教育を受けます。 | |||
2.短期間で高いレベルの日本語能力を獲得します。加えて日本との連携でその文化を学び、正しいマナーを身につけた学生を育てます。ベトナム人教師による文法教育、日本人教師による集中的な会話練習を取り入れます。 |
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3.インターンシップを通じて3年次に4か月の日本企業での研修を行います。企業の要請に応える教育を目指し、学内で得た知識?知恵をも活かして、卒業後には日本の企業で活躍できる学生を養成します。 |
越日工業大学と金沢工業大学の関係
2020年(平成32年)までに産業立国を目指すベトナムは、日本企業を積極的に誘致していますが、日本人経営者のもとで実際に会社を動かしていく技術者やマネージャーが極端に不足していることが日本企業のベトナム進出にあたっての問題となっており、そこでベトナム経済の中心地、ホーチミン市にあるホーチミン市工業大学(HUTECH/Ho Chi Minh City University of Technology)が、日本のものづくりを理解した技術者、マネージャー育成を目指す日本型ものづくり大学として「越日工業大学」を市内に新たに設立することになりました。
ホーチミン市工業大学は、2014年5月、日本の主な理工系大学を視察しカリキュラムを調査した結果、「チームで、多様な解決策が存在する問題に取り組み、解決すべき課題を明確にして、制約条件のもとで解決策を創出し、実施する」教育プログラムをカリキュラム全体で実施している金沢工業大学が日本型ものづくり大学として最も優れていると評価され、金沢工業大学がカリキュラムを作成し提供することになりました。
[採用されている金沢工業大学のカリキュラム]
「プロジェクトデザイン」「安全」「技術者倫理」「技術者と社会」「技術者への導入」「IT」「インターンシップ」
チームで問題発見?解決に取り組む金沢工業大学オリジナルのプロジェクトデザイン教育を主柱とし、日本企業で求められている安全や環境(廃棄物の削減やリサイクル、職場の改善提案など)、省エネ、生産性の向上など、日本型“ものづくり”についても専門教育とインターンシップを通じて幅広く学びます。
越日工業大学(VJIT)と金沢工業大学(KIT)との経緯
- 2014年 2月~5月
- ホーチミン市工業大学(HUTECH)が日本型の大学もしくはVocational College設立を検討。HUTECHが日本のパートナー大学調査(4大学)のため、本学を訪問。(5月20日)
- 2014年6月30日
- HUTECHとKITとの協力関係に関する覚書を締結
- 2014年 9月
- KITがカリキュラムの提案のためHUTECH訪問
- 2014年 11月
- VJIT学長予定者(Viet氏)がKITを訪問
- 2015年 3月
- KITが実践的デザイン力を育成するプロジェクトデザイン教育の詳細を説明するためHUTECH訪問
- 2015年 4月
- KITがHUTECH創立20周年記念式典出席および3月からの経過を議論するためHUTECH訪問
- 2015年 5月
- VJITスタッフがKITプロジェクトデザインの研修?打合せのためKIT訪問
- 2015年 6月
- KITがコンファレンスのためHUTECH訪問
- 2015年 7?8月
- VJITがKITプロジェクトデザインの研修のためKIT訪問(2チーム)
- 2015年 10月
- KITがJapan Festival参加のためHUTECH訪問
- 2015年 10月19日
- VJIT開学
- 2015年 11月
- HUTECH理事長がKITを訪問
KITがVJIT開学セレモニー出席のためVJIT訪問 - 2016年 3月
- 経済産業省大臣がVJITを視察(KITもVJIT訪問)
- 2016年 4月
- VJIT学長がKITを訪問
- 2016年 8月
- VJITがKITプロジェクトデザインの研修のためKIT訪問
- 2016年 9月
- KIT学生が海外インターンシップの一環としてVJIT訪問
- 2016年 10月
- KIT学長が入学記念式典出席のためVJIT訪問
- 2016年 11月
- 経済産業省 AMEICC拠出金事業【べトナム?越日エ業大学において、自ら問題?課題を発見し、解決活動に取り組む能力を有した人材を育成するための寄付講座】に選定
- 2017年 2月
- HUTECH/VJITの学生が日本語教育研修のためKIT訪問
- 2017年 3月
- ベトナム総領事がKITを訪問
- 2017年3月
- VJIT学生が日本?アジア青少年サイエンス交流事業の支援を受けKIT訪問