経営情報学科 ニュース
徳永研究室の山本篤伺さんがベイジアンネットワークのコンテストで佳作を受賞
経営情報学科の徳永研究室では、ベイジアンネットワーク構築支援システム「BayoLinkS」を保有し、ベイジアンネットワークの学生研究活用を推進しています。2022年度は、経営情報学科4年の山本篤伺さんが自身のプロジェクトデザインⅢの研究活動に本製品を使用し、研究成果を学生研究奨励賞に応募した結果、佳作を受賞しました。
株式会社NTTデータ数理システムでは、同社が提供するベイジアンネットワーク構築支援システム「BayoLinkS」を用いた学生支援を推進しており、コンテストに応募すると製品を無償利用でき、優れた研究には受賞とともに、2月に開催される数理システムアカデミックコンファレンスでの発表機会が与えられます。
山本さんは、交通事故の原因の1つである、横断歩道のない道を横断する「乱横断」の削減をテーマに、乱横断の発生可能性の高い道路を色付けして可視化する「乱横断リスクマップ」をベイズ推定で作成することを提案しました。乱横断の発生しやすい地点は、人が集まる施設および横断歩道との位置関係に関係があると仮説を立てました。Google Mapから施設の位置情報を取得し、情報のない横断歩道はGoogleの航空写真から画像認識で位置を取得。これらの位置関係と、研究室学生を動員して観察した特定地域の乱横断の事実を学習させ、乱横断推定モデルを構築。これを広域に適用し、リスクマップを作成しました。
山本さんのプレゼン資料は、後日、NTTデータ数理システムのウェブサイトに掲載される予定です。