KITの特色ある教育
キャリア教育
「自ら考え行動する技術者」を目指す
体系的カリキュラム
KITが教育目標に掲げる「自ら考え行動する技術者」とは、「自ら問題を発見し解決のための方策を考え、自分の意図するところや得られた成果を分かり易く論理的に伝えることのできる人材」をいいます。
KITはこの教育目標の実現に向けて体系的なカリキュラムを構築しています。
①生涯設計の起点となる技術者を取巻く社会環境や技術者の役割を学ぶ
②卒業後の進路と自身のビジョンを考える
③自己分析を行う
④将来像と現在の自分の現状との差を認識し、大学時代に何をすべきかを計画
⑤特に技術者として必要な「事象を理解し表現する力」を身につける
⑥修学、キャリア、自己評価レポートというそれぞれのポートフォリオに記録し、学期ごとの「振り返り」から「気づき→努力→自信→意欲」を引き出す
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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事象を理解し表現する力 | 達成目標 | 自分自身の周囲に関する読み書きの力 | 各分野でのレポート?論文を書く力 | 専門?実験の定量かつ論理的な読解力、文章作成能力 | 専門力の統合と複眼的能力 |
科目名 | ?修学基礎A | ?アカデミックライティング | ?専門実験、演習A、B | ||
キャリア教育?就業力 | 達成目標 | 自己管理、キャリアに関する展望 | 技術者としての心構え、キャリアデザインの明確化 | 専門の内容とキャリアの結びつけ、目指すキャリアの決定 | |
科目名 | ?修学基礎B ?人間と自然Iセミナー |
?技術者と持続可能社会 ?人間と自然IIセミナー |
?専門ゼミ ?人間と自然IIIセミナー |
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?○○統合演習 | |||||
専門分野への興味?理解 | 達成目標 | 専門を学習する動機付け | 専門基礎力の充実 | 主として専門とする分野の決定 | |
科目名 | ?○○大意 | ?専門科目 | ?専門科目 ?専門ゼミ |
学生はこの「キャリア教育=技術者教育」を通して「仕事をこなす力」や「成果を出す力」を身につけます。
KITのキャリア教育のポイント
Point1 問題発見解決に必要な「事象を理解し表現する力」を身につける
実社会にける技術者はさまざまな分野において問題を発見し、知識を応用して解決策を考え、人に役立つものやシステムを作り上げていきます。
この問題発見解決のプロセスでは、今何が問題となっているのか、事象を理解し表現する力が必要となります。
KITでは1年次前学期の必修科目「修学基礎A」で、自分自身の周囲に関する読み書きの力を身につけます。また同じく1年次前学期に開講される専門科目「○○大意」において、「覚える?暗記する」学習から「なぜ?なぜ?」を問いかける学習習慣へと転換を図り、科学力(現象や物事の本質を論理的に考える力)を育成します。
さらに2年次の必修科目「アカデミックライティング」で専門分野のレポートや論文作成の手法を身につけ、3年次の必修科目「専門実験?演習A?B」において、専門分野における論理的な読解力と文章作成能力のブラッシュアップを図ります。
Point2 入学直後から技術者としての将来像を描く
1年次後学期の必修科目「修学基礎B」ではKITポートフォリオシステムを活用しながら、自らの自分史や将来の展望を描き、その将来像を実現するために今何をし、4年間をどのように過ごすべきかを考えます。(キャリアデザイン)
さらに2年次の「技術者と持続可能社会」では、「総合力」ラーニング(講義、グループ討議?発表、個別調査、小論文、試験)を通じて政治?経済?産業に対する関心を高め、技術者の役割や心構えを身につけるとともに、キャリアデザインの明確化を図ります。
3年次後学期の「専門ゼミ」では、それまで学んできた専門知識とキャリア(将来像)との結び付けを行い、目指すキャリアを決定します。そして4年次に取り組むプロジェクトデザインIII(卒業研究)のテーマを明確にします。
またKIT独自の人間形成科目である「人間と自然セミナー」(1年次、2年次、3年次)では、1、2年次に海洋活動やグループ討議を通じてチームワークの大切さや技術者の役割、自らの将来像などを考え、3年次には就職活動に備えて模擬面接やエントリーシートの作成に取り組みます。
Point3 「専門教員の5割が企業出身者」が実現する実践的な専門教育
KITでは専門教員の5割が企業出身者で構成されているため、実践的な専門教育を可能としています。
1年次前学期の専門科目「○○大意」では、これから学んでいく分野の技術の拡がりや実社会との関わり?夢を、教員、大学院生、卒業生、社会人による多分野の講話を通じて学び、専門分野の学習へのモチベーションを高めます。
そして1年次から専門科目を通じて専門基礎力の充実を図り、3年次後学期の「専門ゼミ」において、主として専門とする分野の決定を行います。
Point4 リスク想定型のキャリア教育も実施
KITでは将来起りうるリスクについても統計的な数字を使いながら学び、今何をすべきかを考えます。このKITの取り込みは、「文部科学省2010年度大学生の就業力育成支援事業」において「就業力育成キャンパスの形成」として選定されています。
Point5 4年次には専門力の統合を図り、社会で役立つ能力を身につける
4年次前学期の「○○統合演習」は能力の総合化を図る科目です。3年次までに修得した専門科目の内容を用いて、実社会での応用?関連例を講演?討議?演習を通じて学び、社会で実際に役立つ能力を身につけます。
関連メニュー
「文部科学省2010年度大学生の就業力育成支援事業」選定の「就業力育成キャンパスの形成」について