- 虎ノ門大学院ブログ
- 2020年02月01日
【イベントレポート】MBAスクール6大学合同説明会&相談会を虎ノ門キャンパスで開催、102名の方にご来場いただきました。
■ 1日で効率的に知り尽くすことができる機会 |
2020年1月19日(日)に、東京都心で学べるMBAスクール6校が一堂に会し、合同説明会および相談会を虎ノ門キャンパスで開催しました。
好評につき、今回で7回目を迎える本イベント、毎年夏と冬に定期開催しています。働き方改革や人生100年時代、専門実践教育訓練給付金の拡充を受けて、社会人の学び直し(リカレント教育)の機運はますます高まっています。まだ漠然と学び直しに興味をお持ちの方から、MBA取得を本格的に検討している方まで、様々な関心の方がお越しになります。
私たちとしても、ぜひご自身にあった選択肢を見つけて頂きたいと思っています。しかし、忙しい日常の中で、学校のキャンパスを一つずつ訪問して自分にあった進学先を探すのは大変です。そこで、東京で働きながら通えるMBAスクール6校を1日で効率的に知り尽くすことができる機会としてこのイベントを開催しています。
個別相談ブースでは教職員や修了生に疑問や悩みをぶつけることができる
■ 今回のイベントに参加したMBAスクール |
?明治大学ビジネススクール グローバル?ビジネス研究科
?法政大学ビジネススクール イノベーション?マネジメント研究科
?KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科
?多摩大学大学院 経営情報学研究科
?名古屋商科大学ビジネススクール マネジメント研究科?会計ファイナンス研究科
?中央大学ビジネススクール 戦略経営研究科
日曜日の朝10時、開始時刻に合わせて続々と参加者が集まり、最終的には102名もの方々にご来場いただきました。イベント会場は、各校を代表する教授による模擬授業の体験と、各スクールとの個別相談(出入り自由)の2つのゾーンに分かれています。いずれも真剣にご自身のキャリアを考えておられる参加者の方々の熱気にあふれていました。
■ 模擬授業の様子を簡単に紹介! |
参加スクール6校を代表する豪華な教授陣が、40分の持ち時間で模擬授業?学校説明を行いました。大変貴重な機会となりましたので、授業順にその様子をご紹介します。
(1)明治大学ビジネススクール 『企業の価値とは?』 今回の模擬授業のテーマは、企業価値の評価について。「M&A分析」の授業も担当しておられる山村先生から、計算にあたっての考え方や、インカム?アプローチ/マーケット?アプローチ/コスト?アプローチなど具体的な方法論について説明がありました。 最後には光学機器メーカーの価値評価例を、具体的な数字と共にご紹介いただきました。最初から難しい内容ではありましたが、短い時間で概観がつかめ、「もっと深く学んでみたい」そんな気持ちになった参加者もたくさんいらっしゃったように思います。 (2)法政大学ビジネススクール 『MBAでの研究テーマの見つけ方?進め方』 しかし、今回の授業では、「法政大学を選ぶかどうかは別としてMBAを検討されている皆さんに役立つことをお伝えしたい」という思いから、「そもそもMBAとは何か」「MBAでの研究テーマの見つけ方?進め方」「MBA生に期待すること」についてお話し頂きました。 これまで多くのMBA生と直接向き合ってきた中で蓄積された具体的なノウハウを、分かりやすい分析とともに整理して伝えて頂きました。自分の研究テーマについて、「豊田先生に今すぐ相談したい」そんな表情も会場には見られました。 (3)KIT虎ノ門大学院 『ストラテジー?オブ?ライフ~経営戦略論で個人のキャリアを考える~』 ビジネス書アワード2冠を獲得した『経営戦略全史』をはじめ、様々なヒット作を執筆されてきた三谷先生。昨年出版された『新しい経営学』も、初学者からある程度経験をある人まで、幅広い層から高い評価を受けています。 この日のテーマは「経営戦略論で個人のキャリアを考える」。前半では「経営戦略とは何か」「イノベーションとは何か」について、経営戦略論の歴史やイノベーションの本質を紹介しながら、重要なポイントを分かりやすくレクチャーしてもらいました。 後半は、前半で学んだ内容をもとに個人のキャリア戦略に置き換えての講義です。三谷先生自身のユニークな経歴を題材にした楽しいお話でしたが、同時に前半の授業の内容の理解が深まるあっという間の40分でした。 (4)多摩大学大学院 『人生100年時代のライフイノベーション』 人生100年時代とはどのような時代なのでしょうか。その一つが、「80歳現役の時代」が到来するということです。長期間、エネルギーと充実感を持って働き続けるそのためには「マルチステージ型の人生」を生きるための準備が必要とのこと。 では、自分自身をアップデートし続けながら豊かに生きていくために、人生の競争戦略と成長戦略をどう考えたらいいのか?昨年出版された『40代からのライフシフト 実践ハンドブック』からのエッセンス、そして60歳を過ぎて起業された徳岡先生自身の熱い思いを共有頂きながらの授業でした。 (5)名古屋商科大学ビジネススクール 『ケースで考えるリーダーの役割』 企業が日々直面している正解の無い課題を模写したケースの討議を通じて、経営者の立場を追体験し、その繰り返しで、分析力、論理的思考、プレゼンテーション能力、リーダーシップなど、経営に必要な多岐にわたる能力を鍛えます。 今回の模擬授業でも、実際にケースを紹介し、困難な意思決定を参加者の皆さんとともに検討。栗本先生からは核心を突く問いかけがテンポ良く投げかけられ、参加者の頭はフル回転状態。教室の空気は一変しました。40分という限られた時間にも関わらず、ケースメソッドのエッセンスを十分に体感いただく時間になりました。
(6)中央大学ビジネススクール 『変化するラインマネージャーへの役割期待』 この日の授業テーマは、不確実性が増大する現代におけるラインマネージャー(管理職)の「役割は何か?」「求められる能力は何か?」「能力をいかに獲得するか?」。簡単な問いのようで、実際に考えてみると明快に答えられる人は少ないのではないかと思います。 経営学の大家による分析も複数引用しながら、上記の問いに対する論考を提示いただきました。様々な重要論点をしっかり盛り込みながら、それでいて分かりやすく整理された内容で、教室には「なるほど」という表情やうなずきに溢れていました。 各校を代表する教授陣による模擬授業が40分×6コマのスケジュールで行われた 以上簡単ではありますが、模擬授業のレポートです。各教授の授業スタイルや、それぞれの学校が大切にしている校風や理念など、ホームページを見るだけではわからない各校の違いを体感できる時間でした。 今回のイベントに参画した6校すべてが2020年度4月入学に向けた出願期間の締切間近です。関心を持たれた方は、ぜひ各校のホームページや説明会の情報をチェックしてみてください。 KIT虎ノ門大学院でも、最後の第4期出願(2月14日が締切)に向けた大学院説明会&相談会を、★2月4日(火)19:00~21:00に開催します。ご都合が合わない方は、個別相談やキャンパス見学も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にご参加?お問い合わせください!
トップバッターは、明治大学の山村 能郎 教授。明治大学のビジネススクールのカリキュラムには「マネジメント領域」「マーケティング領域」「ファイナンス領域」「リアルエステート(不動産)領域」「ビジネス?ロー領域」「アカウンティング領域(税法)」の6つの専門領域がありますが、山村先生はファイナンスに関する専門性をベースにリアルエステート領域を担当しています。
続いては、法政大学の豊田 裕貴 教授。マーケティング領域、なかでもリサーチやデータ分析を専門とされており、『知識ゼロからのビジネス統計学入門』『これ一冊で完璧!Excelでデータ分析即戦力講座』など、ビジネスパーソン向けの書籍も多数執筆されています。
3コマ目はKITの三谷 宏治 教授です。BCG、アクセンチュアを経て、本学のMBAカリキュラムを統括し、戦略思考に関する授業やゼミを担当しています。
4コマ目は多摩大学の徳岡 晃一郎 教授。コミュニケーションコンサルティングでは世界最大手の米フライシュマン?ヒラードの日本法人のシニアヴァイスプレジデントでありながら、2017年に株式会社ライフシフトを創業されました。
5コマ目は名古屋商科大学。MBAプログラムの立ち上げからカリキュラム運営まで幅広く携わる栗本 博行 教授が、昨年に引き続き登壇しました。名古屋商科大学ビジネススクールの特徴のひとつである「ケースメソッド」を体験する模擬授業です。
最後の模擬授業は、中央大学の高村 静 准教授です。ご自身も企業に勤めながら社会人大学院で学んだ経験をお持ちの高村先生は、人材資源管理分野の専任教員として、組織の戦略達成と個人の成長の両立の実現を願いに「人的資源管理」「人材開発」の科目を担当しています。
■ MBAに興味ご関心を持たれた方は…