- 虎ノ門大学院ブログ
- 2023年03月15日
祝!令和4年度の学位授与式を虎ノ門キャンパスで挙行。23名の方々に修士(知的財産マネジメント/経営管理)の学位記を授与しました。
愛宕山のお花見が楽しみな季節となりました。東京の桜の開花宣言は全国トップを切り、例年より10日も早いそうです。穏やかな天候に恵まれた2023年3月12日(日)午後1時30分から、東京都港区の虎ノ門キャンパス13階にて、令和4年度の学位授与式を挙行しました。式典はハイフレックス形式で行われ、今回は久しぶりに一人ひとりに学位記を手渡すことができました。
学長式辞はビデオ録画を視聴、研究科長祝辞は対面形式で行い、オンライン参加の方もいらっしゃいました。イノベーションマネジメント専攻の社会人、計23名に修士(知的財産マネジメント7名/経営管理16名)の学位記を授与しました。当日は、昨年夏に修了された方々も顔を見せて、賑やかな雰囲気となりました。
この度、2016年にスタートしたイノベーションマネジメント研究科として7回目の修了生を輩出することになり、2004年に社会人を対象とする実践的な大学院が東京?虎ノ門に設置されて以来、19年の歳月が経過、これまで学位を授与された方々も含めると約700名の修了生を数えることになります。虎ノ門キャンパスでは、働きながら学ぶ修士課程の研鑽の中で、最短1年でMBA(経営管理)もしくはMIPM(知的財産マネジメント)の学位を取得することができます。
虎ノ門キャンパスで学位記を受け取る修了生
修了する方々のバッググラウンドを見てみますと、企業経営者、外資系会計事務所のコンサルタント、楽器メーカーの海外駐在員、テレビ局の宣伝部員、電機メーカーの金融システム部員、総合出版会社の取締役、私立大学の学術研究支援担当者、製薬会社の弁理士、建設会社の知財戦略室長など、まさにビジネスの第一線で活躍する方ばかりです。
中には大阪から来校された方や、なんとインドネシアの首都ジャカルタから駆けつけた方もおり、専攻主任の加藤浩一郎教授と副主任の三谷宏治教授が一人ひとりの名前を読み上げ、学位記を手渡した後には、熱い握手やグータッチを交わしました。
ビデオ録画で式辞を述べる大澤敏学長
ビデオ録画での視聴となった大澤敏学長による式辞では、α世代やZ世代、行動経済学、共創力などの話題に触れ、「コロナ禍で様々な制約を受ける中で、修士論文を完結させた皆様に心から敬意を表したく思います。先生方や学友と議論を重ねた日々の一コマ一コマが今思い起こされるのではないでしょうか。多くの世代と共感しながら、イノベーションとマネジメントの領域で皆さんの能力が発揮されることを期待しています」と、熱いエールを送りました。
続いて、修了生を代表して謝辞を述べた小笹文さん。ご自身の合同会社カラフルを経営する傍ら、別の会社では社外取締役の立場も担っています。自社や自分がこれから何を強みとすべきなのか、そして今後、何をもって社会に貢献していくべきなのかを、より明確にしたいと考え、KIT虎ノ門大学院の門を叩き、見事1年間での修了を果たしました。在学中は、ビジネスマネジメント領域の村上敏也教授と伊藤俊幸教授のゼミ指導のもと、「デジタル時代におけるBtoB展示会の現状とあるべき姿の提言」をテーマに、実務に即した研究に取り組みました。
修了生を代表して謝辞を述べる小笹文さん
小笹さんは、「日々の業務と学びの両立は、覚悟はしていたものの、想像通り大変なものでした。しかし、その両立があったからこそ、限られたリソースを効率よく配分し、強みを自覚してパフォーマンスを高め、学びで得たことを実務で即座に実践に繋げてみることができたのだと思います。ここには、本当に多様な価値観を持った、様々な立場の人が学友として集まります。この多様な価値観は、固定概念を打ち破り、自分の属する企業や組織ではなかなか実現できない化学反応が起きました」と、1年間を振り返り、感謝の言葉を述べました。
最後には、イノベーションマネジメント研究科の棚橋祐治研究科長が祝辞を述べました。「皆様はこの長い航海の中で、立派な学識を身につけられ、多くの恩師と友人を得られました。社会人としての経験を生かし、その上で本日の栄誉を得られたこと誠におめでとうございます。つかの間の休息の後は、東京湾から再び世界に向けて出港し、日本丸の一員として活躍してほしい」と、棚橋教授ならではの力強い言葉がありました。
式典終了後も和やかな談笑が続いた
予定時刻を若干オーバーしつつ、午後2時10分頃に盛大な拍手とともに学位授与式は終了し、最後は全員で集合写真を撮影しました。残念ながら学位授与記念パーティーは実施できませんでしたが、学友との記念撮影や先生方との語らいは続き、皆晴れやかな顔で研究室ごとに懇親会へ繰り出していきました。虎ノ門キャンパスで得たスキルや知識、そして掛け替えのない人脈を活かして、修了生のさらなる活躍に期待したいと思います。おめでとうございました!