- 虎ノ門大学院ブログ
- 2024年03月13日
令和5年度の学位授与式を虎ノ門キャンパスで挙行。社会人学生13名に修士(知的財産マネジメント/経営管理)の学位記を授与しました。
暖冬傾向とはいえ、身にしみる寒さが続く中、ようやく春風に乗ってほのかに草花の香りが漂う季節を迎えました。雲一つない晴天に恵まれた3月10日(日)、午後1時30分から東京都港区の虎ノ門キャンパス13階において、令和5年度の学位授与式を挙行しました。
イノベーションマネジメント専攻の社会人、計13名に修士(知的財産マネジメント6名/経営管理7名)の学位記を一人ずつ手渡しで授与しました。また当日は、4年振りに学位授与記念パーティーが開催されました。昨年夏に修了された4名に加えて、令和元年度から令和4年度の修了生27 名も参加。中には広島や浜松から駆けつけた方もいらっしゃって、久しぶりに旧友や指導教員との再会を楽しみました。
この度、2016年にスタートしたイノベーションマネジメント研究科として8回目の修了生を輩出することになり、2004年に社会人を対象とする実践的な大学院が東京?虎ノ門に設置されて以来、20年の歳月が経過しました。これまで学位を授与された方々を含めると700名以上の修了生を数えることになります。虎ノ門キャンパスでは、働きながら学ぶ修士課程の研鑽の中で、最短1年でMBA(経営管理)もしくはMIPM(知的財産マネジメント)の学位を取得することができます。
虎ノ門キャンパスで学位記を受け取る社会人学生
改めて、修了する方々のバッググラウンドを見てみますと、ライフサイエンス企業の経営者、東証プライム上場企業の執行役員、東証グロース上場企業のコンサルタント、外資系製薬メーカーのマネージャー、タイヤメーカーの知財担当者、ゲーム会社のライツ事業部員、食品会社のコンプライアンス担当者、スポーツ用品メーカーの法務担当者、SNSインフルエンサー、私立大学の客員教授や学生募集担当者など、まさにビジネスの第一線で活躍する方ばかりです。
MIPMは高橋真木子教授、MBAは野村恭彦教授が一人ひとりの名前を読み上げた後に、専攻主任の加藤浩一郎教授と専攻副主任の三谷宏治教授から学位記が手渡されました。中には力強く握手を交わす方々もいて、晴れの舞台にふさわしい光景を目にすることができました。
ビデオ録画で式辞を述べる大澤敏学長
ビデオ録画での視聴となった大澤敏学長による式辞では、生成AIなどの話題に触れ、「イノベーションは自分の殻を破り、自分の領域から最も離れた何かと新結合することから生まれます。ここでは社会人学生の年齢も職業も文化もバラバラ、教員の経歴もバラバラです。イノベーションが生まれやすい素地のあることが虎ノ門キャンパスの強みです。その強みを生かして、深く理解しあえる友人や同僚、個性あふれる先生方と議論を重ねたこれまでの経験を大切にして、更にそこにα?Z世代と共感できる能力を加えてほしいと思います」と、熱いエールを送りました。
続いて、修了生を代表して謝辞を述べた富永賢一さんは、東洋エンジニアリング株式会社の執行役員として多忙な日々を送っています。入学前は仕事と学業の両立は難しいと感じていたそうです。しかし、“動きながら考える”の精神で、KIT虎ノ門大学院の門を叩きました。科目等履修生を経て本科入学し、新しい環境のもとで自己成長を遂げて、見事MBAを取得されました。在学中は、ビジネスマネジメント領域の山田英二教授のゼミ指導のもと、「エンジニアリング企業における持続的事業創出のための両利き組織モデルの構築と実践」というテーマで、ご自身の実務に即した研究に取り組みました。
修了生を代表して謝辞を述べる富永賢一さん
富永さんは、「多様なバックグラウンドや経験を持つ多様性豊かな学友たちとの出会いに心から感謝しています。異なる経験を持つ仲間と共に学び合うことで、私たちは新たな洞察を得ることができました。この多様性が議論や意見交換を豊かにし、今後の時代に必要な、柔軟性と寛容さを養うことにつながりました。この学位を取得する機会を与えてくださった機関や組織に心から感謝申し上げます。今後も、学んだことを実践し、組織や社会に貢献していくことをお約束します」と、感謝の言葉を述べました。
式典終了後は、参加者全員で集合写真を撮影したり、指導教員やゼミ仲間との記念撮影タイムで盛り上がる中、虎ノ門キャンパス12階に会場を移し、立食形式の学位授与記念パーティーを開催しました。
イノベーションマネジメント研究科の棚橋祐治研究科長、専攻主任の加藤浩一郎教授、専攻副主任の三谷宏治教授が専任教員を代表してマイクを握り、乾杯の挨拶、中締めの挨拶、閉宴の挨拶を行い、修了生へのお祝いのメッセージを送りました。歓談中はお世話になった先生方や先輩?後輩も集まり、思い出話に花が咲かせながら、将来の目標について熱く語り合う、皆さんの晴れやかな表情がとても印象的でした。
賑やかに進む学位授与記念パーティー
また、当日はYouTube企画【虎ノ門大学院ちゃんねる】の撮影が入っており、修了生の皆さまにはインタビュー取材にご協力いただきました。誰が見ても楽しめるようにマルバツ形式を用いて、KIT虎ノ門大学院で学んだ成果を、根ほり葉ほり聞いてみました。この様子は近日中に公開予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。
こうして楽しい時間が過ぎるのは早いもので、終了予定時刻を少しオーバーしながら、午後3時45分過ぎに一本締めと盛大な拍手をもって閉宴しました。修了された皆さま、誠におめでとうございます。「未来を創造する」新しいタイプのリーダーとして、さらに活躍されることを心より願っております!