独占禁止法特論

独占禁止法特論
Antitrust Law

担当教員

受講対象者

競争法(独占禁止法)に関心のある方(前提知識は必要ありません)

授業の主題と概要

企業の競争戦略やM&A戦略、さらにはライセンス?標準化戦略等の知財戦略に密接にかかわるビジネスの基本法である競争法(独占禁止法)の考え方を習得することを目標とします。 競争法(独占禁止法)は「経済憲法」とも呼ばれ、企業の競争戦略を規律するルールであり、各国当局がその執行を活発化させていることはよく知られています。グーグル?アップル?フェイスブック?アマゾン?マイクロソフト?クアルコムといった先端企業の創造的なビジネスモデルもたびたび競争法(独占禁止法)執行の標的となってきています。これらの企業にチャレンジするスタートアップ等の立場からも競争法(独占禁止法)を活用することは重要です。 本科目ではこれらの企業に対する事件を含む内外の著名な案件の紹介や、それらを題材とした討議を通して、競争法(独占禁止法)のコンセプトを解説します。

到達(習得)目標

「競争なくして成長なし」を原則とする競争法(独占禁止法)の考え方、さらに競争法(独占禁止法)と知的財産法の関係性を習得する

講義スケジュール

講義
回数
講義テーマ
1 競争法の全体像?競争戦略と競争法
競争法の基本概念
2 競争停止(カルテル)
3 他者排除(私的独占?不公正な取引方法)①
4 他者排除(私的独占?不公正な取引方法)②
搾取(優越的地位の濫用)
5 企業結合規制(M&Aと競争法)
6 競争法と知的財産法①
7 競争法と知的財産法②(標準化と競争法)
8 国際化する競争法の執行

開講について

開講時期: 2学期
開講形態: 1コマ(90分)×8日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。

テキスト/参考図書

【テキスト】
白石忠志「独禁法講義第9版」(有斐閣)
大久保直樹ほか編著「ケーススタディ経済法」(有斐閣)

【参考図書】
特になし

※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。

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