ソーシャルファシリテーション特論

ソーシャルファシリテーション特論
Facilitation for Social Change

受講対象者

企業の経営企画部門、マーケティング部門、R&D部門、新事業部門など、オープンイノベーションに関わる担当者
自治体の経営企画部門、市民協働部門など、企業と民間の協働を促進する部門の担当者
企業横断のオープンイノベーションプラットフォームを運営するプロデューサー
コワーキングスペースなど、協働の場づくりが求められる場を運営するプロデューサー

授業の主題と概要

企業?行政?NPOのセクターの壁を超えた多様なステークホルダー(利害関係者)が集い、地域?社会の課題解決をめざす「革新的な協働 の場」を創出し運営していくために必要な知見の獲得と資質を学びます。本科目では、自分自身が社会イノベーションを起こすための技術だけではなく、 オープンイノベーションの生態系をデザインし、多数のイノベーションが群として生まれるプログラムを推進できる人財を育てます。

本授業の特徴の一つは、複雑な社会課題に対する場づくりとファシリテーションの習得に、ケースメソッド教授法を用いることです。もう一つは、 ケースメソッドのコンテンツとして、社会イノベーションの最先端の取り組みを取り上げることです。本授業の二人の教授が直接関わってきた、 渋谷区や広島県でのクロスセクターでの社会課題解決の場の具体的なケース、そして中小企業庁の推進する、経済性と社会性を両立するローカルゼブラ企業のケースなど、社会イノベーションを実現するために必要な個人や組織の要件について議論します。 特に、複雑なステークホルダーの間の協創の場のデザインとファシリテーションの要点についての学びをさらに深めます。これらのケース討議を通じて、 イノベーションに必要な5つの資質、すなわち、分野?問題?アイデアを「関連付ける力」、本質?因果?構造を探りだす「質問する力」、回りの世界を注意深く 「観察する力」、広く多様な人脈と「ネットワークする力」、アイデアを試行し経験に挑む「実験する力」を獲得します。

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到達(習得)目標

協創の場を自ら企画し、人とお金を集め、成果をあげるところまでファシリテーションするための知見を得ること

講義スケジュール

講義
回数
講義テーマ
1,2 ?イントロダクション:協創の場のデザインとファシリテーション、ケースメソッド とは
?相互傾聴:自分自身が関心のあるケースの探求
?ケース1:広島県のケース討議
?ケース2:渋谷区のケース討議
3,4 ?発表:各自の当事者性のあるテーマ、または調査したテーマのケース概要
?「革新的な協働の場」についての深い対話
?「ソーシャルファシリテーション」についての深い対話
5,6 ?発表:ローカルゼブラ企業についての調査結果
?「革新的な協働の場」についての深い対話
?「ソーシャルファシリテーション」についての深い対話
7,8 ?プレゼンテーション:協創プロジェクト構想
?チームの作成したケースを用いた授業実施(ケース4)
?クロスセクター協創の場のデザインとファシリテーション」についての振り返 り

開講について

開講時期: 3学期
開講形態: 2コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。

テキスト/参考図書

【テキスト】
資料を適宜、配布

【参考図書】
「イノベーションのDNA」クレイトン?クリステンセン他、著

※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。

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