契約法特論

契約法特論
Contract Law

担当教員

受講対象者

企業の知財担当者、法務担当者、広報担当者、コンテンツビジネス関係者、弁理士試験受験予定者、 特許事務所のパテント?スタッフおよびこれらを目指す方

授業の主題と概要

知的財産ビジネスの中心は契約であり、これなくして知的財産ビジネスは成り立たちません。 トラブルを回避して、円滑な知的財産ビジネスを遂行するには、契約に関する法的知識及び理解が不可欠です。 我が国には「契約法」という名称の法典は存在せず、契約に関する法を理解するためには、民法を中心として、 商法その他の特別法の関連部分まで範囲を広げて学ぶ必要があります。そこで、本授業においては、契約の成立から 終了までの時系列にそって、契約を巡る法律関係を理解するために必要な法を横断的に学習します。なお、改正民法(債権法)における契約関係部分の基本的事項について解説します。

到達(習得)目標

主題記載の目的に応じた知識の習得、法的思考能力の涵養

講義スケジュール

講義
回数
講義テーマ
1 ?契約法総論(契約とは、契約の種類、約款)
2 ?契約の成立1(契約の方式、契約の成立時期、手付)
3 ?契約の成立2(交渉の破棄、契約当事者、代理)
4 ?契約の内容(契約の解釈、事情変更の原則、特別法による制限)
5 ?契約の履行(弁済、履行過程におけるリスク、契約違反)
6 ?契約違反に対する対処(履行請求、損害賠償、受領遅滞)
7 ?契約の終了(単発契約と継続的契約、契約の解除、解除の効果、契約終了後の法律関係)
8 ?テスト

開講について

開講時期: 2学期
開講形態: 1コマ(90分)×8日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。

テキスト/参考図書

【テキスト】
特になし(講義資料は事前に配布する)。
ただし、六法(民法?商法その他の基礎的法令が掲載されているもの)は毎回持参すること

【参考図書】
内田貴「民法1(総則?物権総論)」(東京大学出版会)
笠井修ほか「はじめての契約法」(有斐閣)

※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。

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