●在学生の皆さんへメッセージ:

社会はめまぐるしく変化し、現時点で“役に立っているもの”があっという間に“役に立たなくなる”ことがあります。そのような中でも、新しいものを学び取り入れる力、問いを立てる力は強力な武器となるでしょう。素朴な疑問、自然な発想を大事にし、大学での授業や研究、課外活動など様々な経験を通して学び問う力を伸ばしていきましょう。いかなる問いに対しても、なぜその「解法」で「答え」が出るのか、そもそも「何が問題なのか」「何を問うているのか」など、じっくり、とことん考えて、考え抜きましょう。

　

●高校生の皆さんへメッセージ：

理系出身でも文系出身でも、社会にでると、想定していた以上に数学の知識を要求される、という意見をよく聞きます。数学に限らず、他の科目でも同じ事はあるでしょうが、必要になって初めて明確に認識できるモノもあるかもしれません。自分の興味に従って、自分でどんどん調べたり、考えたりしてみると良いと思います。その際に、前に学習したはずなのに忘れていて気分が下がることもあるかもしれませんが、実によくあることなのでめげずに再び学んでいきましょう。