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石橋雄基さんが最難関国家資格「第一種電気主任技術者試験」に合格
KIT大学院電気電子工学専攻博士前期課程(修士課程)1年の石橋雄基さんが「第一種電気主任技術者試験」に合格しました。
「第一種電気主任技術者試験」は電気関連の資格試験の中でも最難関の国家資格で、受験者の多くが電力関係の技術者といわれています。(*1)
学生での合格は、全国的に見ても極めて珍しく、金沢工業大学では石橋さんで3人目となります。(*2)
平成22年度は総申込者数2306名(一次試験申込者数1992名。一次試験免除者数314名)に対して、二次試験の合格者数はわずか132名で、合格率は5.7%でした。
石橋さんは学部3年次に「第二種電気主任技術者試験」に合格した後、学部4年次には「第一種電気主任技術者試験」一次試験(「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目)に合格。そして大学院に進学した昨年はフランスで開催された国際学会での発表など研究に忙しい中、二次試験(「電力?管理」「機械?制御」の2科目)の勉強を続け、このたび見事、合格の快挙を成し遂げました。
なお金沢工業大学では同じく電気関係の難関国家資格である平成22年度「第二種電気主任技術者試験」に大学院電気電子工学専攻博士前期課程(修士課程)1年の青木裕史さんが合格しました。合格率は4.2%でした。
(*1)
電気工作物の工事?維持?運用?保安業務の監督を行う「電気主任技術者」は国家資格です。
第一種(全ての電気工作物の業務につける)、第二種(電圧17万ボルト未満の電気工作物の業務につける)、第三種(電圧5万ボルト未満の電気工作物の業務につける)があります。
(*2)
金沢工業大学での第一種合格者は、昭和59年度1名、平成9年度1名に次いで3人目。