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金沢工業大学をモデルに平成28年4月開校の京都市立京都工学院高校が
プロジェクト型学習を導入
金沢工業大学が京都市教育委員会と高大連携?協定を締結
平成28年4月に開校される「京都市立京都工学院高校」では、KIT金沢工業大学のプロジェクトデザイン教育と夢考房プロジェクトをモデルとした課題研究科目「プロジェクトゼミ」を教育の柱としています。これに伴い、金沢工業大学と京都市教育委員会との高大連携?協定締結式が平成27年6月22日(月)14時から京都市教育委員会室(京都市役所本庁舎4階)で行われました。
京都工学院高校では日本の科学技術の将来を担う人材育成を、金沢工業大学と連携してめざしていきます。
主な協定内容
【プロジェクト型学習(PBL:課題解決型学習)の導入】
?新校の核となる課題研究科目「プロジェクトゼミ」を中心とする導入へ向けた共同研究の推進
?プロジェクトデザイン教育の狙いや運営方法等を参考に教員研修、出張講義の実施
?夢考房プロジェクトの紹介と運営の仕組みや実践報告を参考に教員研修を実施
プロジェクトデザイン教育について
金沢工業大学のプロジェクトデザイン教育は問題発見から解決にいたる過程?方法をチームで実践しながら学ぶ、全学生必修の金沢工業大学のオリジナル教育です。我が国におけるプロジェクト型教育(Project-Based Learning))の先駆的取り組みとして知られています。
ユーザーはどんなものを必要としているのか、問題を発見し、知識やアイデアを組み合わせて解決策を創出し、プロトタイプ(試作品)として具体化し、実験?検証?評価します。
プロジェクトデザイン教育の概要は以下のWebページをご覧ください。
http://www.kanazawa-it.ac.jp/innovation/index.html
夢考房プロジェクト
金沢工業大学では授業で身につけた知識?スキルを使って実社会のリアルな問題に取り組む課外活動プログラムを積極的に推進しています。
夢考房プロジェクトは、学部学科の枠を越えて学生が集まり、本格的なものづくりに取り組むもので、14のプロジェクトに600名の学生が学生主体で活動しています。
「作れるものはすべて自分たちでつくる」ことを原則に、車体やモーターに至るまで学生自身で製作している「ソーラーカー」や、炭素繊維強化プラスチックの車体に学生オリジナルのエンジンを搭載し、ホンダ主催の全国大会で燃費2416km/リットルという国内学生最高記録を出した「エコラン」、ロボコン世界一となった「ロボット」など、大きな成果を挙げています。
夢考房プロジェクトの概要は以下のWebページをご覧ください。