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「ラーニングエクスプレス2015」9月派遣。
学生が多国籍チームを組み、アジアの村でイノベーション創出。
金沢工業大学の学生8名がインドネシアの村で 問題発見?解決策に取り組む
KIT金沢工業大学では、学生が多国籍チームを組み、アジアの村におけるイノベーション創出に取り組むグローバル人材育成プログラム「ラーニングエクスプレス」を2015年9月5日から20日までの16日間インドネシア共和国 ジョグジャカルタ市で行います。
「ラーニングエクスプレス」は技術者教育の世界標準である「CDIO」(Conceive、Design、Implement、Operate)加盟校であるシンガポール理工学院、金沢工業大学、金沢工業高等専門学校の3校が協働して行う国際的なソーシャルイノベーションプロジェクトです。ユーザーが何を必要としているのか考え解決策を創出する「デザインシンキング」の手法も取り入れ、地域発展、環境問題、持続可能な社会の観点から、村人の立場になって必要とされるものを考えます。生み出した解決策はプロトタイプ(試作品)として具体化し、村人に提案して製品化を行い、導入を目指しています。
プロトタイプの試作や製品化は現地で入手できる材料や技術を用いて行います。
2013年3月に金沢高専が初めて「ラーニングエクスプレス」に参加し、金沢工業大学は2014年3月から参画しています。さらに2014年からは、帰国後、学生たちが夢考房で短期プロジェクトを立ち上げ、現地で製作したプロトタイプの製品化に取り組んだほか、金沢工業大学にシンガポール、インドネシアの学生たちが集結し金沢工業大学の学生と一緒に製品化に取り組むこともはじまっています。
今回は、金沢工業大学の学生8名とシンガポール理工学院、ムハマディア大学ジョグジャカルタ校 ペンバングアン大学ジョグジャカルタ校からおよそ50名の学生がジョグジャカルタ市の村に分かれて滞在します。それぞれの村で住民たちと一緒に生活し、住民たちへのインタビューや観察を通して問題点を見出し、解決策の設計やプロトタイプの製作を行います。