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学部生で採択。
情報工学科4年生の論文がIEEE(米国電気電子学会)の国際シンポジウムで採択。
野々市市のバス交通システムの利便性を向上させるアルゴリズムを提案
金沢工業大学 情報工学科4年生?髙倉正道さん(指導教員:袖美樹子准教授/専門-グラフ理論、数理計画、半導体デバイス設計)らが執筆した論文が、国際シンポジウム「2015 IEEE/SICE International Symposium on System Integration」に採択されました。
この論文「Bus Transportation System Design of Community Bus “Notty” Based on Optimization Theory」は、野々市市が運行するコミュニティバス「のっティ」のバス停の最適な位置、最適なバス運行経路、バススケジュールを検討したものです。バス交通システムの問題に対し数理最適化アルゴリズムを適用することにより、バスの乗車時間、待ち時間の短縮、バス利用者のバス停まで歩行距離の削減を行い、バス利用者の利便性を向上させることが可能であると結論づけています。
IEEE/SICE International Symposium on System Integrationは、IEEE*1とSICE*2が共同で開催するシンポジウムです。学部生の論文が採択されることは珍しく、12月11~13日に名城大学で行われる2015 IEEE/SICE International Symposium on System Integrationで髙倉さんが論文について発表する予定です。
論文の成果は、野々市市にも報告されており、将来的に、野々市市における最適なバス交通システムの検討に活用されることが期待されます。
*1 IEEE:米国電気電子学会。電気?電子分野における世界最大の学会で、世界150カ国に38万人以上の会員がいる。
*2 SICE:計測自動制御学会。日本の技術系学会で、さまざまなシステムを対象に、安全かつ効率よく動作させることをめざした計測と制御の理論と応用のための学会である。