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経済産業大臣が、KITのカリキュラムを採用した越日工業大学を視察
経済産業省の林幹雄大臣が2016年3月20日にベトナムの越日工業大学を視察されました。
金沢工業大学(KIT)からは泉屋吉郎常務理事ほか3名が訪越し、越日工業大学側参加者として林大臣をお出迎えしました。
越日工業大学は社会で役に立つエンジニアの輩出を目指して2015年10月にホーチミン市で開学した大学です。
日本の”ものづくり”の方法を教育に取り込むため、142単位中、30%でプロジェクトデザイン教育を中心とした金沢工業大学のカリキュラムを採用し、金沢工業大学としては初のカリキュラムの輸出となります。
歓迎レセプションでのスピーチの中で、林大臣は「越日工業大学設立に日本の金沢工業大学が尽力したことへ敬意を表します」と述べられました。
林大臣はレセプションの後、越日工業大学の1年次の授業「プロジェクトデザインI」を参観されました。
授業では教員から提示された『越日工大における快適な学習環境を構築する』に対して、解決策を学生チームが提案する発表会が行われていました。
越日工業大学のViet学長から林大臣に対して、「プロジェクトデザインは解が多様な問題に対して、チームで問題を発見?定義し、その解決策を創出する授業であること」、「金沢工業大学から学んだもので、越日工業大学が最も重視している授業であること」、「教室のレイアウトもチーム活動しやすいように机の配置と学生がホワイトボードを使えるようにレイアウトしてあり、これも金沢工大から学んだこと」などの説明がなされました。
またこの日は、越日工業大学と金沢工業大学の間で、今後の活動を踏まえた合意書への調印式も行われました。