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人とともに暮らす自律ロボットの競技会で1位を獲得。
金沢工業大学 夢考房RoboCup@HomeプロジェクトとDKTの合同チームが
RoboCup@HomeのEducationリーグで優勝
KIT金沢工業大学(石川県野々市市)の夢考房RoboCup@Homeプロジェクトは、DKT(*)との合同チーム「WinKIT@DKT」で、3月25~27日に豊田市の愛知工業大学で行われた「ロボカップジャパンオープン2016」のRoboCup@Home Educationリーグに参戦し、優勝しました。
ロボカップは、ラジコンのような人の操作で動くロボットではなく、自分で考えて動く自律型ロボットの研究開発を促進するプロジェクトで、毎年競技会が開催されています。「WinKIT@DKT」が参戦したRoboCup@Homeリーグは、キッチンやリビングルームといった日常生活環境で、ロボットがいかに役に立ち、人間と共に暮らすかの技術を競う競技です。今大会では全参加者約400名のうち約170名が同競技の参加者であり、現在、最も人気の高いリーグです。
WinKIT@DKTは予選を参加9チーム中1位で通過し、ファイナルで優勝を勝ち取りました。夢考房プロジェクトがロボカップの大会で初優勝したのは2003年で、13年ぶりの快挙となります。
WinKIT@DKTのメンバーは次のとおりです。なお、出村賢聖さんは夢考房JuniorのSROP(student research opportunity program)研究員です。
指導教員 金沢工業大学 ロボティクス学科 出村公成 教授
メンバー 金沢工業大学 ロボティクス学科 3年 永島一輝さん
メンバー 同 2年 榎本光洋さん
メンバー 明聖高校3年(KIT夢考房Jr.所属, DKT代表) 出村賢聖さん
@Home Education リーグの結果は次のとおりです。
1位 WinKIT@DKT 85.00点 (RoboCup2015世界大会9位)
2位 Kame Rider(東京大学?他海外大合同) 80.61点 (RoboCup2015世界大会7位)
3位 TanichuCluster (立命館大学) 66.78点
2016年6月末にドイツで開催のRoboCup世界大会に、WinKIT@DKTチームは選抜されています。昨年は初出場で世界9位でしたが、今年の世界大会では更なる活躍が期待されます。
*DKT:出村賢聖さんが代表であるICTとロボット技術を研究開発する団体。
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