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山口敦史教授の寄稿「『プリンキピア』を読み解く」が『日経サイエンス』2018年10月号に掲載
電気電子工学科 山口敦史教授の寄稿が『日経サイエンス』2018年10月号に掲載されました。
『日経サイエンス 2018年10月号』(8/25発売)
特集:科学書に見る知の源流
「プリンキピア」を読み解く
山口敦史(金沢工業大学)
寄稿では、アイザック?ニュートンの著書『プリンキピア(Philosophiae Naturalis Principia Mathematica、自然哲学の数学的原理)』について、山口敦史教授が解説しています。
金沢工業大学のライブラリーセンターには、科学的発見や技術的発明が最初に発表された初版本を体系的に収集した稀覯書コレクション「工学の曙文庫」があります。収蔵されているのは、グーテンベルクによって印刷技術が発明された15世紀以降の書物で、現在2000余冊を所蔵。「工学の曙文庫」は、金沢工業大学の科学技術史や科学技術倫理の教育?研究に活用されており、今回の寄稿の題材となったニュートンの『プリンキピア』も所蔵されています。
山口教授は『プリンキピア』を読み解き、これまでに2017年9月30日(金沢)、2018年3月24日(東京)に行った「原著から本質を学ぶ科学技術講座」で、物理学研究者の視点から『プリンキピア』の解説を行っています。金沢工業大学は、2017年度から稀覯書を活用した「学問の本質を学び、未来にチャレンジする」教育?研究をスタートさせており、「原著から本質を学ぶ科学技術講座」はこの取り組みの一環として、社会人の方々を対象に実施しているものです。