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「『世界を変えた書物展』など金沢工業大学による自然科学書の稀覯本収集?展示活動」が展示企画作品として初めて「科学ジャーナリスト大賞」を受賞。日本プレスセンターで白川英樹 筑波大学名誉教授から大賞トロフィーが手渡されました
「『世界を変えた書物展』など金沢工業大学による自然科学書の稀覯本収集?展示活動」(上野の森美術館、展示期間2018/9/8~24)が、展示企画作品として初めて「科学ジャーナリスト大賞」を受賞することになり、令和元年5月28日(火)、日本プレスセンターで行われた贈呈式で、白川英樹 筑波大学名誉教授から宮下智裕准教授に大賞トロフィーが手渡されました。
科学ジャーナリスト賞は日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)が科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人を表彰するもので、社会的なインパクトがあることを重視して選考されます。
このたび受賞対象となった[世界を変えた書物]展は金沢工業大学の建築学部宮下智裕准教授と宮下研究室の大学院生?学部生が会場構成と展示デザインを担当してきたもので、選考委員ほぼ全員から高い評価を得ての大賞受賞となりました。
[贈呈理由]
展示企画の顕彰は、開催期間が限られているため難しい。今回は、開催期間中に選考委員に見てもらうことができ、ほぼ全員から高い評価を得たので、展示企画作品として初めての大賞受賞が実現した。多くの来場者が「新しい世界を開いた初版本」に直に触れ、科学の発展に果たした役割を学べた。
[宮下智裕准教授のコメント]
これまで金沢、名古屋、大阪、東京と巡回させていただいている[世界を変えた書物]展が、広い世代の多くの方に科学技術について広めてきたことが評価され、科学ジャーナリスト賞2019の大賞を受賞し、ノーベル賞受賞者の白川英樹先生から直接記念の盾をいただくという光栄な機会に恵まれました。書物自体の価値もさることながら、その空間自体も幅広い層に興味を持ってもらえる魅力的な空間であったという講評もいただきました。これまで7年にわたり、たくさんの学生の皆さんの努力がこういう形で評価され、本当にうれしい限りです。今年9月には福岡でも開催しますので、お近くの方はぜひご来場ください。
大賞受賞となった[世界を変えた書物]展 東京展(2018年9月8日~24日 上野の森美術館)より
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2019年9月13日(金)から29日(日)JR九州ホール(JR博多シティ9F)