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傾聴スキルを身につけ、市民カウンセラーへ。第10期「野々市市民カウンセラー連続講座」修了式を実施
第10期「野々市市民カウンセラー連続講座」の修了式を令和元年7月6日(土)11時30分より金沢工業大学扇が丘キャンパスで行いました。
「野々市市民カウンセラー連続講座」は、平成26年度に野々市市と金沢工業大学が連携して発足した事業であり、「傾聴」(*)についての講座を行い、傾聴力を身に付けた人材=「市民カウンセラー」を野々市市内に増やすことで、野々市市をさらに住みよい町にすることを目的としています。野々市市民、または野々市市に通勤?通学している方などが対象で、第1期を平成26年10月に開講して以降、講座を年2回開講し、第9期までに229名の修了生を輩出しています。
講座では、傾聴訓練やワークショップなどを通して、傾聴スキル、カウンセリングやコーチングの基本スキルと態度、社会資源や臨床心理学に関する知識などを身につけます。金沢工業大学大学院心理科学研究科の教員が講師を務め、大学院生がサポートを行います。また、この講座は、人が持つ心理のポジティブな側面に焦点を当て、科学的に研究を行う「ポジティブ心理学」を基盤として構成されています。
第10期の参加者26名は、6月15日(土)?22日(土)?29日(土)、7月6日(土)に開かれた講座に参加。参加者の年齢は18~72歳と幅広く、今までの実施でも同じように非常に幅広い年齢層の市民が参加しています。また、参加者は複数の職種の方々で構成されており、世代?分野を超えた傾聴能力の学びの場となっています。
7月6日(土)には、まとめのワークショップに続き、修了式が行われ、野々市市役所福祉総務課長の増山浄様から受講者に対して修了証書授与が授与されました。
*傾聴(けいちょう):相手の気持ちに共感しながら肯定的に理解しようとする聴き方