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応用バイオ学科の相良純一准教授が金沢21世紀美術館の展示作品に協力。微生物のDNA と音楽を組み合わせた展示「わたしは人類」で、植物へのDNAの組み込み?培養を担当
応用バイオ学科の相良純一准教授が、金沢21世紀美術館で9月14日(土)から12月19日(木)まで開催される展覧会「現在地:未来の地図を描くために[1]」の展示作品に協力します。
開館15 周年記念展「現在地:未来の地図を描くために[1]」の一環として、所蔵作品を交えての特集展示「芸術と生命工学の交差」が開催されます。本特集のうち、「電子音楽から遺伝子音楽へ」の章に、微生物のDNA をもとに作曲し、そのDNA に音楽を保存したやくしまるえつこ氏の「わたしは人類」が展示されます。やくしまるえつこ氏が作曲しDNA配列にアレンジした音楽の情報を、相良純一准教授がDNAを相同組換えによりシネココッカスの染色体に組み込み、培養を行いました(東京の展示では首都大学東京の花田智教授が担当)。
「わたしは人類」は、音源と遺伝子組み換え微生物で発表された実験的な作品であり、バイオテクノロジーとアートが織りなす展示となっています。
やくしまるえつこ
《わたしは人類》
2017年、金沢21世紀美術館蔵
© 2017 Yakushimaru Etsuko、photo: YANAI Shino
金沢21 世紀美術館開館15 周年記念展「現在地:未来の地図を描くために[1]」
芸術と生命工学の交差
会期:2019 年9 月14 日(土) ? 2019 年12 月19 日(木)
会場:金沢21 世紀美術館 展示室10
主催:金沢21 世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
協力:金沢工業大学
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