記事詳細
金沢工業大学とニューヨーク大学アブダビ分校の共同脳磁研究所の研究成果がNatureのscientific reportsに掲載されました
金沢工業大学とニューヨーク大学アブダビ分校の共同脳磁研究所の研究成果がNatureのscientific reportsに論文として掲載されました。この共同脳磁研究所では金沢工業大学先端電子技術応用研究所が開発した脳磁計を用いてヒトの言語機能の研究を行っています。
今回の論文は、英語を母語とする聞き手が訛りのある話者の英語を聞いたときに、脳でどのように調整して聞き取っているかについて研究したものです。単語の中の発音の[s] と[sh]との入れ替わりや[v] と[b]の入れ替わりなどに対して聞き手の脳活動がどう変わるかを脳磁計で調べた結果、前頭前野での反応が聴覚野の活動を変調することで対応がされていることが分かりました。
Nature scientific reports 掲載論文
Adaptation to mis-pronounced speech: evidence for a prefrontal-cortex repair mechanism
Esti Blanco-Elorrieta, Laura Gwilliams, Alec Marantz & Liina Pylkkänen
Scientific Reports volume 11, Article number: 97 (2021)
https://www.nature.com/articles/s41598-020-79640-0
関連記事