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第1回「木の文化都市?金沢ミライまちづくり学生提案事業」公開プレゼンテーションで、建築学科?宮下研究室の2チームが最優秀賞?優秀賞を受賞
9月18日(土)に開催された「木の文化都市?金沢 業界シンポジウム」(金沢市主催)の第1回「木の文化都市?金沢ミライまちづくり学生提案事業」公開プレゼンテーションで、建築学科?宮下研究室の2チームが、最優秀賞?優秀賞を受賞しました。
受賞の2チームは下記の通りです。
最優秀賞
金沢工業大学 宮下研究室Bチーム
(古城奈央さん、岡崎佑哉さん、阿部樹さん、酒井真由子さん、平井聡吾さん)
優秀賞
金沢工業大学 宮下研究室Aチーム
(八木瑞基さん、江戸公亮さん、今泉光琳さん、永井智里さん、横山竜之介さん)
コンペには11件の応募があり、金沢工業大学からは上記2チームを含む6チームが参加しました。
金沢工業大学 宮下研究室Bチームの提案(最優秀賞)
宮下研究室Bチームは、「尾張らん町 新しい金沢文化による更新と蓄積のまち」をテーマとして発表。金沢の商業の地として栄え時代ごとの文化が蓄積してきた金沢市尾張町をフィールドとして、道路拡張に伴う空間の活用可能性に着目し、「木の文化」により再び更新し続けるまちへと発展する提案を行いました。「連続」「歯抜け」「道サンド」をキーワードに敷地を選定し、統一された躯体による生活空間への新たな意味の付与、建物のエントランスを兼ねるインキュベーション施設の設置により人の滞留する空間をつくりだすなどの提案が披露されました。
金沢工業大学 宮下研究室Aチームの提案(優秀賞)
宮下研究室Aチームは、「駐車場景観の再編 ~木を用いた仮設空間の提案~」をテーマとし、駐車場を公共空間と捉え、蝕まれた景観を再編するために「木」を取り入れ、「仮設空間」を用いた駐車場の在り方を提案しました。対象となる空間を2つ選定し、ひとつめの金沢市東山1丁目の駐車場では、仮設の木造建物ユニットにより、まちの連続性や建物のボリュームを繋げるアイデアを発表しました。もうひとつの池田町の駐車場では、屋根?壁?机?椅子などへ変化する木製のユニットを用いて、駐車場の用途を変更し、文化的景観を生み出す案などを発表しました。
木の文化都市?金沢ミライまちづくり学生提案事業について
「木の文化都市?金沢ミライまちづくり学生提案事業」は、木の文化都市を創出する取り組みを通して、建築?デザインを学ぶ学生が、将来の「金沢のまちづくり」に携わるきっかけとなるよう、実際のまちづくりにコミットメントする機会を創出するとともに、今後のまちづくりに新しい発想を活かしていくことを目的に、金沢市が2021年度よりスタートしたものです。第1回の募集テーマは「“木“を取り入れた公共デザイン」。まちなかなどの公共空間や、地域コミュニティなどの生活空間に、学生の想像力で「木」を取り入れ、憩いや賑わいの創出につながる新たなまちづくりのアイデアの提案が募集されていました。