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ロジック、金沢工業大学との共同研究で開発した「AI介護計画書」をリリース。利用者一人ひとりに合った介護計画をAIが提案し計画書の作成をサポート
介護事業所向け業務効率支援システムの開発?販売を行っている株式会社ロジック(石川県金沢市、代表取締役CEO:和田森 久志、以下ロジック)は、介護業界の課題をAIで解決することを目指し、2018年より金沢工業大学(石川県野々市市、学長:大澤 敏)との共同研究を進めてきました。このたび研究成果の第一弾として「AI介護計画書」を開発しました。
今回開発した「AI介護計画書」は、訪問介護計画書作成にあたって援助目標や支援方針をAIが提案するものです。介護計画書は介護事業所のサービス提供責任者が作成するものですが、高齢者一人ひとりの状態に適した内容とする必要があるため時間や労力がかかる業務となっています。「AI介護計画書」の活用により、計画書作成業務の負担を軽減し、直接的なサービス提供へより集中することができます。
1.「AI介護計画書」の特徴
「AI介護計画書」は、計画書作成をサポートする機能です。これから介護を受ける利用者様やご家族の介護に対する意向やニーズを入力すると、その情報を元にAIが分析した長期目標、短期目標、支援方法を提案。サービス提供責任者は、提案されたものから適切な項目を選択していくだけで介護計画書の作成を完了することができます。
さらに、目標や支援方針に即したケア項目の提案や、ケア手順を、テンプレートの組み合わせで簡単に作成できる機能も搭載しています。
「AI介護計画書」紹介動画:https://youtu.be/JKIBwv3z594
2.ご利用方法
「AI介護計画書」は、ロジックが提供する介護記録ソフト「Care-wing」(読み:ケアウイング)の無償オプションとして先行提供いたします。10月20日(水)に実施予定のアップデートにて、全てのCare-wingユーザ様がAI介護計画書を一定期間、無料でご利用いただけるようになります。
提供開始後も順次アップデートを行い、使い勝手の向上等を図る予定です。
3.金沢工業大学との共同開発
「AI介護計画書」は、2018年から進めてきたロジックと金沢工業大学 情報工学科 中野淳研究室との共同研究によって開発された機能です。
ロジックが「Care-wing」を通して日々約65,000件を収集し、計4,300万件以上保有している介護ビッグデータを、金沢工業大学がAI技術を駆使して分析。機能の心臓部となる検索-提案アルゴリズムと例文データベースを開発しました。それにロジックが開発したサービスの画面インターフェースを組み合わせることで、機能を実現させています。
この「AI介護計画書」はロジックと金沢工業大学による共同研究の成果の第一弾です。今後も引き続き研究を進めてAIによる介護業界向けソリューションを拡大し、将来的には社会全体で高齢者のデータを安心?安全に共有することで、高齢者の生活の質(QOL、Quality of Life)の向上を目指します。
「AI介護計画書」概要
サービス開始日:2021年10月20日(水)
利用方法:介護記録ソフト「Care-wing」の無償オプションとして提供
提供地域:日本国内
提供対象:介護記録ソフト「Care-wing」を利用している訪問介護事業者
WebサイトURL:https://care-wing.jp/
Care-wing(介護の翼)概要
地元金沢の介護事業者から「ヘルパーさんが使えるシステムを作って欲しい」と依頼を受けて開発。始業時や訪問先でのCare-wingログイン時はヘルパーさんのスマホをICタグにかざすのみで、IDやパスワード入力が不要のため、普段スマホを使用しない方も簡単に使うことができます。また、サービスの開始?終了時刻は自動で入力され、介護ケアの記録は選択式の項目にチェックを入れるだけで完了。申し送りや特記事項は定型文や音声入力を使えば、文字の打ち込みも不要です。さらには、スマホで入力した介護記録から自動的に実施記録を作成するため、請求ソフトへの取り込みも簡単。ICタグによるセキュリティで介護記録(伝票)への捺印も不要です。ヘルパー?サービス提供責任者双方の業務負担を軽減できる点を評価いただき、訪問介護向けサービスは、2021年度で2,200事業所、サービス利用者(介護職員、看護師)約66,000人、訪問介護利用者約264,000人にご利用いただいています。
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