記事詳細
金沢工業大学BusStopプロジェクトが、野々市市の「バスどこシステム」の機能を拡張。病院や図書館などの主要施設をWeb画面上に表示し、利便性を向上
金沢工業大学の学生プロジェクトのひとつ「BusStopプロジェクト」は、野々市市のコミュニティバス「のっティ」の現在位置がわかる「バスどこシステム」を開発し、野々市市の協力を得て2018年5月1日から実証実験を行っています。
今年度は、6月25日に野々市市協力のもと、ののいちバス株式会社が運営するシャトルバス「のんキー」へも「バスどこシステム」を適用し実証実験の範囲を拡大しました。
今年度の取り組みの第2段として、野々市市民の要望にもとづき、主要施設の場所を表示し、最寄りのバス停との位置関係が一目で分かるようなWeb画面へと更新しました。新たに表示されるようになった主要施設には、病院や図書館、市役所、学校(高校、大学)があります。病院では、金沢赤十字病院、南ヶ丘病院、金沢脳神経外科病院、松任石川中央病院が、図書館では野々市市立図書館、松任図書館が表示されます。また、野々市市内の選挙の投票所も、10月25日より新たに表示されるようになりました。
「のっティ」?「のんキー」 のバスどこシステムへは、下記のURLよりアクセスできます。
https://nottydoko-demo.sodeproject.com
主要施設の表示により、システムの利用を通して、市内に在住する多くの学生、新しく引っ越ししてきた方や観光や仕事で訪れる方に、野々市市を知ってもらう機会になることが期待されます。
また、10月31日(日)が投票日となっている衆議院選挙、来年に投票が控えている参議院選挙を通じて、「バスどこシステム」の利便性を感じてもらい、当システムの認知拡大を図っていきます。
今後も、利便性や効率性を高める多くの計画があり、利用者や関係者の声も聞きながら、最適なシステムの完成を目指し取り組んでいきます。
バスどこシステム画面例(PC版)
バスどこシステム画面例(スマートフォン版)
バスどこシステムの概要
「のっティ」や「のんキー」の車両にGPS機器を設置し、LoRa*、3G回線でサーバーに送られた位置情報をWebアプリケーションに表示するもので、スマートフォンやタブレット、PC等の端末で、バスの現在位置がリアルタイムで確認できます。
*LoRa IoT向けの通信ネットワークに用いられている無線通信方式の一つ。「バスどこシステム」では国際高専独自 LoRa技術(特許出願済)でバス停間の通信を行っています。