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情報工学科?山本教授が、岡山工業高校、笠岡工業高校、東岡山工業高校の生徒?教員を対象として「AI基礎」特別授業を遠隔で開催
情報工学科の山本教授が、3月3日(木)に、岡山県高等学校工業教育協会(以下、岡工協)の3高校(岡山工業高校、笠岡工業高校、東岡山工業高校)の1?2年生60名、教員13名を対象として「AI基礎」特別授業を実施しました。
金沢工業大学と岡工協は2017年10月6日に「高大接続に関する連携協定」を締結しています。今回、2021年に岡山工業高校単独で実施した授業内容をバージョンアップし、岡工協加盟校全体に呼びかけ、高校現場におけるSTEAM教育の一環として特別授業の受講を希望する生徒と教員を募集しました。
講師は2021年に引き続き、情報工学科の山本知仁教授が担当しました。山本教授の研究室と3校の参加者とをZoomで繋ぎ、「AI基礎」特別授業を遠隔で下記のスケジュールで開催しました。
3月3日(木)
9:00~9:50 第1回 AIの歴史とニューラルネットワーク
9:50~10:00 休憩
10:00~10:50 第2回 深層学習入門
10:50~11:00 休憩
11:00~11:50 第3回 現在のAIの限界とこれから
1960年、60年前から注目されていた「人工知能」の歴史の話をスタートに、AIの原理、人間の脳とAIの仕組み、現在のAIブームとその限界やAIに取って代わられる仕事とAIではできない分野の仕事など、未来を背負う高校生にわかりやすく、興味を持てる内容の構成でした。この授業はZoomによる開催でしたが、チャット機能を使っての双方向で反応を確認しながら、質問や意見を積極的に取り入れる山本教授の手法に、受講した生徒も多く反応を返していました。
今回は3校同時開催に加え、情報工学を学ぶ生徒はもちろん、機械科、電気科、建築科、土木科の生徒も参加し、AIが現代に及ぼす影響や多岐に渡る分野での必要性を伝えるよい機会となりました。
最後に、山本教授から研究室で取り組んでいる問題を紹介し、高校3年生での課題学習にAIを取り入れたテーマを選んだ場合に、どんどん質問して欲しいとの発言もありました。終了後も生徒から質問が多く寄せられ、予定の時間を若干オーバーして授業を終了しました。
【参加者詳細】
岡山工業高校:生徒44名、教員6名
笠岡工業高校:生徒9名、教員6名
東岡山工業高校:生徒7名、教員1名