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Boeing Externship Programに向けて、航空システム工学科の学部生?大学院生が英語でプレゼン。Blended Wing Bodyのコンセプト、超音速飛行機の有害ガス排出削減などのアイデアを発表
春休み期間に開講された授業「航空分野における英語プレゼンテーション」の最終発表会「Boeing Aircraft Design Presentations 2022」を4月4日(月)に23号館で実施しました。
発表会では、Boeing Externship Programに参加予定の航空システム工学科の3年生5名、4年生4名、大学院機械工学専攻の大学院生1名が英語で発表を行いました。航空システム工学科の1年生など学生?教職員約50人が参加し、発表に耳を傾けました。
発表では、東京とニューヨークを40分で結ぶ大陸間弾道航空機(ICBA)、海外に3時間で行ける超音速飛行機の離陸方法、超音速飛行機が排出する有害なガスを削減する方法、SDGs的な観点から提案するBWB(Blended Wing Body)と呼ばれる新しい形の航空機、航空機搭乗中に機外の風景を楽しめるフェイスカバーなど、さまざまなアイデアが披露されました。テーマはさまざまで、幼児との航空機旅行の問題、航空機から排出される有害なガスの問題、小笠原から東京までの長い飛行時間などに着目し、解決策を提示した発表もありました。プレゼンテーションはすべて英語で行われました。
2021年のBoeing Externship Programはオンラインで5~9月に行われました。2022年は前学期にプログラムが開講される予定で、今回発表を行った大学院生、学部4年生が参加予定しています。
Boeing Externship Programについて
金沢工業大学は、航空機製造のトップメーカーであるボーイング社のBoeing Externship Programに2014年から参加しています。外国の航空宇宙企業について学び、異文化環境を経験し、英語によるプロジェクト活動を行うことで、航空への知識と英語技能を伸ばすことを目的としています。
英語特別講義「航空分野における英語プレゼンテーション」は、Boeing Externship Programや航空分野において必要とされる英語の習得を目的とした授業で、航空系専門英単語?航空関連最新技術、英会話スキル?英語プレゼン技術などを学びます。
金沢工業大学航空システム工学科、大学院機械工学専攻ではこのBoeing Externship Programを通して、グローバルに活躍できる航空人材の育成をめざしています。