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建築学科 竹内申一研究室がデザインしたショップ&カフェ「Ten riverside」が第41回石川建築賞で入選

建築学科 竹内申一研究室がデザインした「Ten riverside」が、第41回石川建築賞で入選を果たしました。

竹内申一研究室がデザインしたTen riverside

Ten riversideは、金沢市金石に2020年2月にオープンした、カフェを併設した金棒茶のショップと焙煎所で、川に面して建つ築80年以上の古い倉庫をリノベーションした建物です。朽ちかけていた倉庫の佇まいを廃墟式庭園として再生させたエントランスや、川に面した開放的な客席空間、オリジナルの建物が持っていた三角屋根を活かした外観などが建物の見せ場となっています。

竹内研究室は、2016年にしお?CAFFで第37回石川建築賞 優秀賞?奨励賞を受賞しており、今回は二度目の受賞となります。

石川建築賞は一般社団法人石川県建築士会が、石川県内において竣工した建築物を表彰する建築賞です。表彰式は7月18日にANAホリデイ?イン金沢で行われました。

審査講評

Ten riversideは古い倉庫を「金棒茶(金石で古くから飲まれている棒茶)」を提供?販売するカフェ及び焙煎所としてリノベーションした建築である。施主は金石を拠点とする建設会社であり、これまでも金石地区に継続的に賑わいの拠点づくりを行ってきている。

本建築も同様の文脈で、地域の担い手が自ら金石地区の魅力を高めるために、主体的かつ持続的な小さなまちづくりを推進している意義はとても大きいと言える。また、倉庫の3期に渡る増改築の歴史を丁寧に紐解き、それをそれぞれの空間の質の変化につなげることで、時間という概念を設計デザインに取り込んでいる点が高く評価できる。

もっとも古い第1期の空間はアプローチ庭園としてその廃墟的な雰囲気を活かした外部的で印象深い空間となっている。

大学生という若い世代が地域資源の調査、再生に関わることは非常に重要であり、関係人口の増加という観点でも意義深いものである。一方で本建築における学生の役割がより明確に示されると良かったと感じた。

Ten riverside内観

【関連リンク】

建築学科の竹内研究室がデザインを担当したショップ&カフェがオープン。築80年の倉庫をリノベーションし、室内の庭園やモノトーンの現代的な空間を配置(2020年2月25日)

/kitnews/2020/0225_takeuchi.html

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