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徳永雄一研究室の櫻井貴也さん、柴田成輝さんが2021年度「BayoLink 学生研究奨励賞」の敢闘賞を受賞
経営情報学科4年の櫻井貴也さん、柴田成輝さん(徳永雄一研究室)が2月8日(火)に2021年度「BayoLink 学生研究奨励賞」の敢闘賞を受賞しました。
株式会社NTTデータ数理システムでは、同社が提供するベイジアンネットワーク構築支援システム「BayoLinkS」を用いた学生支援を推進しており、学生研究奨励賞に応募すると製品を無償利用でき、優れた研究には受賞とともに発表機会が与えらます。
徳永研究室では、本製品を保有し、ベイジアンネットワークの学生研究活用を推進しています。2021年度は、学部4年の櫻井貴也さん、柴田成輝さんの2名が自身の研究活動に本製品を使用し、研究成果を学生研究奨励賞に応募した結果、両名とも敢闘賞を受賞しました。
櫻井さんは、県内に多い中小醸造業の労働改善をIoTで実現することをテーマに、収集温度データから今後の成功/失敗および成功に導くアドバイスをベイズ推定で行うことを提案しました。醤油や味噌は長期データ取得が必要なため、短時間に結果が得られるパンの発酵過程を実践。自ら大量のパン作りを行い、データを集め、前半課程での温度推移をもとに、成功に導くための後半の温度パターンを推定するモデルを作りました。
柴田さんは、あおり運転の撲滅をテーマに、車載カメラやデータで取得した走行状況情報からあおりの発生を予測し、未然に防ぐしくみを提案し、あおりの予測器をベイジアンネットワークで構築しました。東京農工大学のヒヤリハットデータベースをもとにあおり運転の原因系統図を作成、人の怒りの増減パターンを考慮した予測モデルを作りました。
徳永研究室では、今後も研究活動における市場分析や実験データ分析にBayoLinkSおよび統計支援ツール類を利用しながら、積極的にコンテストへ応募し、能力アップを図っていきます。
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