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夢考房RoboCup@Homeプロジェクトが、「RoboCup Japan Open 2023」でリーグ連覇。また、ロボティクス学科の出村公成研究室がOpen Challengeで2位
夢考房RoboCup@Homeプロジェクトが、自律移動型ロボットによる競技会「RoboCup Japan Open 2023」の@Home Educationリーグで優勝しました。優勝は「RoboCup Japan Open 2022」に続き、2大会連続となります。
また、ロボティクス学科の出村公成研究室が@Home Educationリーグ Open Challengeで2位となりました。
「RoboCup Japan Open 2023」は、5月3日(水)~ 5月7日(日)に滋賀ダイハツアリーナで開催されました。RoboCupは、ラジコンのような人の操作によって動くロボットではなく、自分で考えて動くAIを搭載した自律移動型ロボットによる競技会です。大会はいくつかのリーグに分かれており、そのうちの1つがRoboCup@Home Educationリーグです。@Homeは生活支援ロボットの研究開発を目的とし、競技では、日常生活でのロボットの利用を想定し、リビングルームやキッチンなどの家庭環境において、いかに人間との暮らしに役立つ作業を遂行できるかを競います。Educationリーグは、@Homeの入門リーグであり、新規参入の障壁を減らすためにルールが簡単化されています。ロボットや開発内容を紹介する「Poster Session」、人の指示でバッグを運ぶ「Carry My Luggage」、3名の来客者の情報を伝える「Find My Mates」、難易度の高いタスクの解決方法について発表する「Finals」で競われました。
夢考房RoboCup@Homeプロジェクトからは、プロジェクトを代表して学部2~3年生6名が参加。出村研究室からは学部4年生4名が参加しました。出場チーム数は、日本から6チーム、中国から3チーム、タイから1チーム、計10チームでした。
夢考房RoboCup@Homeプロジェクトのチーム「KIT Happy Robot」は、把持機能の改善、人間の見た目の特徴を6つ以上認識する技術の開発、システム統合技術の習得を大会目標に設定。Carry My Luggageで1位を獲得し、Carry My LuggageとFind My Matesの合計点で競う競技部門で総合優勝を果たしました。
Open Challenge部門は、自分たちの研究開発内容をポスター、プレゼンテーション、デモンストレーションで総合的に発表するものです。出村研究室が新規開発したオープンソース教育ロボットプラットフォーム Happy Eduが高く評価され、出村研究室「Happy Robot Education」チームが2位の成績を収めました。
夢考房RoboCup@Homeプロジェクト
大会メンバー
鷲尾太乙さん(電気電子工学科3年)
中尾航さん(ロボティクス学科2年)
溪口晴さん(ロボティクス学科2年)
松村拓洋さん(情報工学科2年)
三浦颯斗さん(機械工学科3年)
川原元克さん(電気電子工学科3年)
出村研究室 メンバー
梅原万輝さん(ロボティクス学科4年)
大西真気さん(同上)
久保勇都さん(同上)
渡邉拓水さん(同上)