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機械工学科 福江高志准教授がSociety for Imaging Science and Technologyで「ヨハネス?グーテンベルク賞」、日本伝熱学会北陸信越支部で「研究奨励賞」を受賞
機械工学科 福江高志准教授が、Society for Imaging Science and Technologyで2023年の「Johann Gutenberg Prize(ヨハネス?グーテンベルク賞)」、日本伝熱学会北陸信越支部で「研究奨励賞」と、2つの賞を受賞しました。
Society for Imaging Science and Technologyは、世界における印刷技術や画像処理に関する中心的な学術組織で、Johann Gutenberg Prize(ヨハネス?グーテンベルク賞)は、印刷技術における優れた技術的業績、または印刷技術への貢献に対して1987年から授与されているものです。今回の受賞は、福江准教授が研究する熱イメージングのモデルベース開発やモバイルプリンタの熱効率の向上、フルカラー熱印刷技術の品質や効率向上などの研究成果が評価され、受賞しました。 私たちの日常に欠かせない印刷技術はその多くに「熱」が関係しています。特に熱イメージングはレシートの印刷やフルカラーモバイルプリンタなどの基盤で、環境にもやさしい印刷技術として今後の期待が大きい分野です。研究成果は、今後、熱イメージングを基盤としたプリンタの高精細化や省電力化、高付加価値化などに役立てられます。なお、今回の受賞は共同研究を行っているアルプスアルパイン株式会社?寺尾博年様との共同受賞として、9月に行われる国際会議「Advances in Printing Technology2023」(東京都?大田区)で授賞式が行われる予定です。
また、福江准教授は、日本伝熱学会北陸信越支部の「研究奨励賞」も受賞。福江准教授は、ファンを用いた電子機器の冷却や熱設計、バイオミメティクスに基づく熱流体制御など、伝熱や熱流体に関係した多彩な研究を推進し、日本伝熱学会の主催する日本伝熱シンポジウムや支部行事において発表を行ってきました。その研究活動が評価され、今回、「研究奨励賞」受賞となったものです。