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「第19回全日本室内飛行ロボットコンテスト」自動操縦部門で優勝。夢考房小型無人飛行機プロジェクト
一般社団法人 日本航空宇宙学会が主催する「第19回全日本室内飛行ロボットコンテスト」が、令和5年9月22日(金)~24日(日)の3日間、日本工学院専門学校蒲田キャンパス片柳アリーナ(東京都?大田区)などで行われ、金沢工業大学 夢考房小型無人飛行機プロジェクトが自動操縦部門に出場しました。
夢考房小型無人飛行機プロジェクトは、大会WEBサイトで「最も自動離着陸達成に近い優勝候補」と紹介された自他ともに認める強豪チーム。今大会でも東京大学、東京農工大学などライバルチームを抑え、4年ぶり4度目の優勝を果たしました。
自動操縦部門には、8チーム(大学6、高専2チーム)が参加。250gという制限機体重量を守った上で、①帰還の有無②ミッション③機体の特性および自動操縦装置の性能の3つの総合点を競います。
夢考房チームの「RI 270」は、昨年度の機体「Latimeria」をベースに開発。翼の大型化や、胴体構造、電装系統の見直しにより、さらなる飛行の安定性と信頼性の向上に成功。加えて軽量化も実現しました。
予選を1位で終えた「RI 270」。その後ソフトとハードに問題が発生し、No Controlに陥ってしまうという事態に見舞われましたが、決勝では見事復活。素晴らしい飛行を見せてすべて成功、東京大学チームを抑えての優勝(ファナック賞)、合わせてベストデザイン賞(エアバス?ジャパン賞)を受賞しました。
【大会メンバー】
航空システム工学科3年 橋本雄介さん 杉浦直樹さん
ロボティクス学科3年 白井 亨さん
航空システム工学科2年 大川知晃さん
ロボティクス学科1年 吉田勇翔さん 安東玲於奈さん 新井仁正さん
航空システム工学科1年 山本凌万さん
【RI270の名前の由来について】
RI:Radiant Intelligence:(光)輝く 知性
270:機速4.5m/sで270gの揚力が生まれる設計であるため。
※機速4.5m/sはこの機体の滑空基準速度
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