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【小型コンピュータをプログラミングしたオリジナルコントローラーでドローンを操縦】「カナザワ ドローン プログラミング チャレンジ2024」が小学生を対象に開催されました

金沢の未来を創る産業人材育成を目指して実施された

石川県唯一のドローンプログラミングコンテスト「カナザワ ドローン プログラミング チャレンジ2024」が、2024年1月21日(日)、金沢市内のITビジネスプラザ武蔵で開催され、石川県内の小学3年生から6年生まで13チーム17名が競技に臨みました。

当コンテストは2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されたことに伴い、より高いプログラミングスキルをもった人材育成を目指して、金沢工業大学情報工学科 河並 崇教授の研究室と一般社団法人FAP、北陸大学ものづくりLabからなる「KANAZAWA DRONE PROGRAMMING CHALLENGE 2024 実行委員会 」が主催(協力:金沢市 他)しています。

参加者は事前に行われたワークショップで、ドローンと手のひらサイズの小型コンピューターボード「micro:bit(マイクロビット)」を使ったプログラミングを学んできました。micro:bitはプログラミングすることでオリジナルのドローンコントローラーとして使用できます。ボタンなどの入力数が少ないため、プログラムを工夫しないと上手にドローンを操ることができません。このコンテストを通じてプログラミングスキルのみならず戦略などを考える論理的な思考も養うことができるようになっています。

自分でプログラミングしたオリジナルコントローラーで小型ドローンTello(テロ)を制御(一般社団法人FAP公式YouTubeより)

コンテストのテーマは「駆け抜けろ!金沢マラソン!」。

参加者は金沢マラソンをイメージしたコースに配置された様々な課題を、ドローンを上手に飛行させながらクリアしていきました。

金沢マラソンをイメージしたコース。立体的で難易度が高い

コンテストの教材や大会運営システムの開発、当日の競技運営や審判等は、河並研究室の学生12名(4年生5名、3年生4名、研究室体験プログラム参加の1年生3名)が中心に行いました。事前のワークショップの講師も学生が中心となって務め、大会の競技のアイデアやルールも学生中心で決めてきました。

大会の運営も河並研究室の学生が中心となって行われた

当日は村山 卓 金沢市長も観戦され、閉会式で「金沢の未来を創る産業人材の育成を目指して、プログラミングやドローンなどの最先端技術を小学生から学ぶことができるこのような機会を今後も大学や企業とも連携し、提供していきたい」と述べました。

閉会の挨拶を行う村山 卓 金沢市長

「カナザワ ドローン プログラミング チャレンジ2024」の大会開催結果および詳細はカナザワドローンプログラミングチャレンジ2024公式サイトをご覧ください。

https://kanazawa-drone-prg-challenge.studio.site/

河並研究室と一般社団法人FAPは2023年度、「ドローンプログラミングチャレンジ」を、福井県越前市と富山県魚津市、石川県金沢市で開催してきました。MCは「ほくりくアイドル部」キャプテンの松井祐香里さんが務め、会場はいずれも大いに盛り上がりました。

大会のダイジェストは以下の一般社団法人FAP YouTubeチャンネルで配信されています。

https://www.youtube.com/@fap3562

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金沢工業大学研究室ガイド 情報工学科 河並崇 研究室


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