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プロジェクトデザイン基礎教育課程 山﨑一元教授が製品デザインを担当した複合加工機が第54回機械工業デザイン賞IDEA「日本商工会議所会頭賞」を受賞

 山﨑教授が製品デザインを担当した形鋼加工機 自動測長付 孔あけ切断複合機CBF-4020Ⅱ-M

製品デザイン開発?企業ブランディングを手掛ける株式会社ウルトラシー代表取締役で、金沢工業大学基礎教育部プロジェクトデザイン基礎教育課程の山﨑一元教授がデザインを担当したタケダ機械株式会社の形鋼加工機が、第54回機械工業デザイン賞IDEAにおいて日本商工会議所会頭賞を受賞しました。

機械工業デザイン賞IDEAは、時代を先取りするデザインに優れた工業製品を選定し表彰する歴史と権威あるデザイン賞です。

【山﨑教授がデザインを担当した形鋼加工機について】

山﨑教授がデザインを担当した形鋼加工機 自動測長付 孔あけ切断複合機CBF-4020Ⅱ-Mは、工作機械用コンピューター数値制御(Computer Numerical Control)を搭載した先駆的複合加工機。さまざまな種類の形鋼への孔あけ、ドリルマーキング、タップ、ミーリング加工から切断までを全自動で制御できます。

山﨑教授は現在、タケダ機械の創立50周年を記念する「デザインリニューアル事業」の一環で同社の製品デザイン開発プロジェクトを担当しています。このたび受賞したCBF-4020Ⅱ-Mはその第一弾目にあたります。

「企業ブランディングの観点から、後続する製品群のイメージを方向づける『布石』となるデザインを目指しました」という山﨑教授。加工機全体は、段差や凹凸を軽減したクリーンな造形とブルー&ホワイトの配色により、工場環境を明るくする爽快な佇まいとしたほか、ロゴやハンドル?メンテナンスパネルなどのディティール部分においてもブランド独自の特徴づくりを行いました。

【機械工業デザイン賞IDEAについて】

機械工業デザイン賞IDEAは、時代を先取りする、デザインに優れた工業製品を選定し表彰するものです。日刊工業新聞社が、わが国の工業デザインの振興と発展を目的に1970年に創設しました。経済産業省?文部科学省?特許庁?日本商工会議所?産学6団体の支援を受け現在に至る、歴史と権威あるデザイン賞です。

(関連サイト)

「第54回 機械工業デザイン賞 IDEA」受賞製品

山﨑教授が代表取締役をつとめる【株式会社ウルトラシー】Webサイト

金沢工業大学教員録 プロジェクトデザイン基礎教育課程 山﨑一元教授