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【国際会議 IWMCA2024で最優秀論文賞受賞】
大学院情報工学専攻修士課程のアピラクさん(国際高等専門学校助手)

金沢工業大学大学院工学研究科博士前期課程(修士課程)情報工学専攻2年で、併設校?国際高等専門学校の助手でもあるアピラク?サンゲンチャイさん(中沢 実 研究室所属)が、8月11日から13日にかけて北海道大学で開催された国際会議The first International Workshop on Mobile Communications and Applications (IWMCA2024)にて、「最優秀論文賞(Best Paper Award)」を受賞しました。

「最優秀論文賞(Best Paper Award)」を受賞したアピラク?サンゲンチャイさん(左から2番目)

同賞は上記国際会議において行われた41件の発表の中から、最も優秀であると認められた4件の論文に対して送られました。

アピラク?サンゲンチャイさんは、ラーニングメンターとして国際高専で課外におけるSTEM科目などを担当しています。

発表タイトル:

Real-time Forklift and Worker Detection in the Warehouse for Work Zone Safety

著者:

Apirak Sang-ngenchai、Minoru Nakazawa (Kanazawa Institute of Technology)

【受賞したアピラクさんの研究について】

製造現場における工場内のフォークリフトと作業員の安全確保は極めて重要である。我々の研究は、高度なディープラーニング手法を使用して、危険区域内のフォークリフトと作業員を迅速に検出するフレームワークを提案している。このプロセスは、管理者や監督者が潜在的に危険な傾向やパターンを早期に特定する事を支援するために、工場内に設置されたカメラからフォークリフト作業者をリアルタイムで監視することを目的としている。これを達成するために、研究プロジェクトは、畳み込みニューラルネットワークを用いた。特に物体検出のための "You Only Look Once(YOLO) "アーキテクチャの活用と改善の提案をしている。研究の結果、本アプローチは85%以上の検出精度を達成することがわかった。この研究プロジェクトは、工場内の安全基準と作業効率を大幅に向上させる可能性がある。

【関連ページ】

The first International Workshop on Mobile Communications and Applications (IWMCA2024)

金沢工業大学研究室ガイド 情報工学科 中沢実研究室

アピラク?サンゲンチャイ先生執筆 国際高等専門学校白山麓ジャーナル