記事詳細
経営情報学科石原研究室の学生がタイで行われた国際学会でBest Paper Awardを受賞。全国のスーパーにおける飲料の購買データ分析で
経営情報学科4年の那須祐太さんと大学院ビジネスアーキテクト専攻 修士課程2年の天井義人さん(いずれも石原正彦 研究室所属)が2024年11月にタイのチェンマイで開催された「the 24th Asia-Pacific Industrial Engineering and Management Systems Conference (APIEMS2024)」にて発表し、Best Paper Awardを受賞しました。
APIEMSは、オーストラリア、中国、香港、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、韓国、台湾、タイのIndustrial Engineering関係の学会が参加して結成している国際的なAcademic Society(学会連合)です。
受賞した論文名は「Exploring Sales Strategy Dynamics in Beverage Brands Through Tree Structures(ツリー構造による飲料ブランドの販売戦略ダイナミクスの探索)」。
全国のスーパーにおける飲料の購買記録(Point of Sale data ,POS データ)を分析し、飲料メーカーの商品展開戦略を可視化することに取り組みました。その結果、飲料メーカーの商品展開状況をツリー構造として表現し、その時系列的変化に注目することによって商品展開の変遷を可視化することに成功しました。
加えて、商品の生存時間分析やSTL分解(Seasonal and Trend decomposition using Loess 時系列データを季節成分、トレンド成分、残差成分に分ける分析手法)
などの既存の分析手法を組み合わせることで、可視化された商品展開傾向を裏付けることもできました。
この研究は、大東文化大学と芝浦工業大学の教員?学生との大学横断的なチーム“BlackKids+@”による成果をAPIEMS2024に向けて更なる分析を行い、ブラッシュアップしたものです。
石原研究室は2021年より “BlackKids +”に参画しており、学生は、チームメンバーとの交流や、多くの教員からのアドバイスなどを通じて、日頃キャンパスだけでは得られない多くの刺激を受け、データ分析力を実践的に磨いています。
(関連ページ)
the 24th Asia-Pacific Industrial Engineering and Management Systems Conference (APIEMS2024)