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【大学院建築学専攻の西尾依歩紀さんが1等】
朝日生命保険相互会社「第2回 Asahi 学生デザインコンペティション」で
金沢工業大学大学院建築学専攻博士前期課程(修士課程)2年の西尾依歩紀さん(竹内申一研究室) が「第2回 Asahi 学生デザインコンペティション」で1等を受賞しました。
朝日生命保険相互会社では、国内の学生(大学?大学院?短期大学?高等専門学校?専修学校専門課程に在籍)を対象に、日頃の学習成果や課題解決力を発信?表現する場の提供を目的として「 Asahi 学生デザインコンペティション」を開催しています。
昨年に引き続き2回目となる今回は「受け継ぐ建築」をテーマに行われ、計49点の応募作品の中から一次審査 (提出作品による選考)、二次審査 ( 制作者のプレゼンテーションによる選考)を経て、6作品(1等1作品、2等1作品、入選4作品)が選ばれました。
金沢工業大学からは大学院修士課程2年の西尾依歩紀さんが『水を受け継ぐ建築』 で1等を受賞したほか、 建築学科4年の山田健太さんと堀井七海さん(いずれも竹内申一研究室)の共同作品『私を受け継ぐ家』が入選しました。
【1等に選ばれた西尾依歩紀さんの作品『水を受け継ぐ建築』について】
西尾さんの『水を受け継ぐ建築』 は、「大きな水循環を構成する要素」として担うべき役割や性能を持った建築の在り方を考えたもので、犀川流域における地勢?地質の調査から導いた「地形毎に現れる建築」を提案しました。
〈審査員コメント〉
地球環境が変化し、災害が増加している中、現代建築は水の循環サイクルには無頓着であった。
本作品は、見落としがちな社会課題に対して、水循環を考えた部材の再考と設計目標を提案し、地勢に応じたプランを3提案した秀作である。今後は自然環境に配慮した建物が増えることにより、良好な生活の実現と災害被害の減少が期待できるのではないか。(中山)
金沢の山間部から平野に至る水の循環と建築のあり方を体系化した36の部位パターンは、人の営みと関連づけることで、多様な意味をもつ豊かな環境を生み出す手法となることが期待される。(原田)
(2024年12月26日発表 朝日生命保険相互会社ニュースリリースより引用)
【入選した建築学科4年の山田健太さんと堀井七海さんの共同作品『私を受け継ぐ家』】
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