心理科学科の教育目標
人の心のはたらきについて理解し、それを役立てることは日常の生活の中においてのみならず産業界におけるものづくり、コトづくりにおいても重要になってきている。本学科では心のはたらきに関する知識を得ることに加え、心のはたらきを臨床現場に適用するための技術、感性と心のはたらきを科学的に測定し実社会に応用するための技術、脳?神経の仕組みと心のはたらきの関係を理解するための技術を持つ人材を育成する。
学習?教育目標
- A 自己啓発?自己管理能力
- 修学スタイルを確立し、社会に貢献できる人材となるための心構えを身につけるとともに、自主的?継続的な自学自習能力を身につける。
- B 多様な価値観の理解と倫理的判断能力
- 「知性と教養」?「感性と徳性」?「体力と健康」および技術者としての倫理観の涵養を図る。
- C 外国語コミュニケーション能力
- 国際社会の一員として、日常場面、職場、研究の場において必要な、基礎的な外国語のコミュニケーション能力を身につける。
- D 現象のモデル化と分析能力、論理的思考能力
- 数理の基礎を学び、論理的思考力を養うとともに、工学?技術の諸問題に応用できる能力を身につける。
- E 図形コミュニケーション能力
- 図形表現の技法を理解し、図形によるコミュニケーションができる能力を身につける。
- F 基礎的な実験能力
- 実験に関する基本的な知識と技量を修得し、それらを活用して実験計画の立案と実験の実施、観察、考察、報告ができる能力を身につける。
- G 問題発見?問題解決能力
- 身近な問題を解決するために、現在持っている知識に加えて必要な情報を集め、グループ活動を通して問題を解決することができる能力を身につける。
- H コンピュータリテラシー
- コンピュータに関する基礎知識を修得し、それらを活用できる能力を身につける。
- I 情報技術活用能力
- 情報に関する基礎的素養および情報処理の基礎と応用を学び、コンピュータやインターネットを日常的に利用することができる。また、表計算、コンピュータシステムなどを学び、さらに、プログラミング演習を通してプログラムの記述能力を高めると同時に、コンピュータを自在に活用することができる。
- J 心のはたらきの測定?評価能力
- 人間の情報処理機構、人間の身体的構造、および人間の情意システムについて心理学的説明を行うことができる。また、心理学の基本的な枠組みを理解し、心理学の基本的な実験の実習を通して、心理学の考え方を体験し、人間の知情意それぞれの働きについて心理測定評価を行うことができる。
- K 心のはたらきの応用化能力
- 心理学的知識を活用して、心のはたらきをものづくりとひとづくりに活かすための方法を修得することで、人間親和性の高い情報デザイン?システム?サービスの開発、すなわち、わかりやすく、快適で、親しみやすい、身の回りの製品?福祉機器?システム設計開発を行うことができる。
- L プロジェクト遂行能力
- 心の働きが関わる諸問題について、これまでに学んできた知識を活用して、科学的な方法を用いた研究を計画、遂行し、レポートやプレゼンテーションにより明確に表現できる。
- M 進路計画能力
- 実社会において心理学の知識が生かされる場面を理解し、社会の動向、求められる人物像、就職環境などを把握して、将来の進路を展望し、自らの進むべき方向を決定できる。