航空システム工学科

学びの特徴

航空機設計者としてのスタートラインに立つための知識を身につける
航空工学に必要な知識である力学や数学の基礎的な知識を身に着けた後、航空機に特化した専門的な知識の吸収へと発展していきます。また、4年次には研究室に所属し、テーマに沿った研究活動に1年間取り組みます。

企業出身の教員が多く、実際の航空機設計の経験を踏まえた指導を行います

学ぶ領域

航空機要素技術
航空機に働く揚力や推力を効率よく発生させるメカニズムと、その制御技術に必要な工学領域を学ぶ。
航空機統合技術
航空機の構造?機能を理解し、安定した飛行を実現する統合システム技術に必要な工学領域を学ぶ。

専門科目一覧

【1年次】

航空入門/機械系製図Ⅰ?Ⅱ/航空機の原理/工業力学Ⅰ?Ⅱ/数理モデルプログラミング

【2年次】

航空工学概論/航空文献調査入門/材料力学/振動工学/機械力学/航空構造力学/飛行力学Ⅰ/熱力学Ⅰ?Ⅱ/流れ学Ⅰ?Ⅱ

【3年次】

3D-CAD /航空構造設計Ⅰ?Ⅱ/機械工作概論/航空制御工学/航空材料/飛行力学Ⅱ/航空工学演習/熱流体工学/航空原動機/航空流体力学Ⅰ?Ⅱ/航空システム専門実験?演習A?B /構造解析演習/空力解析演習/宇宙推進工学/航空宇宙材料

【4年次】

航空グローバル演習

実機に触れて理解を深める

金沢工業大学には、実機(T-3、OH-6)等があります。航空機の開発?設計?運用の経験を有する教員が実機を使って講義を行うことにより、学生の航空機構造の理解に役立てています。

T-3
OH-6

Boeing Externship Program

金沢工業大学は、航空機製造のトップメーカーであるボーイング社のExternship Programに2014年から参加しています。外国の航空宇宙企業について学び、異文化環境を経験し、英語によるプロジェクト活動を行うことで、航空への知識と英語技能を伸ばすことを目的としています。このプログラムは大学院 機械工学専攻の授業の一環として行われています。

課外活動(夢考房プロジェクト)

知識を身に着けるだけでなく様々な活動を通じて知識の活用を経験できます。

人力飛行機プロジェクト
人の力のみを動力とした「人力飛行機」の設計?製作?性能評価を行っています。全幅約30m?重量約40kgという、巨大かつ軽量な人力飛行機の製作には、約40人のメンバーが機体各部品担当の6班に分かれて6カ月以上の時間を費やします。能登半島穴水湾での飛行試験を積み重ね、先尾翼機という珍しい形状の機体で飛行距離3km超えを目指して活動しています。
小型無人飛行機プロジェクト
小型無人飛行機の設計および製作を通して?飛行機に関する基礎知識、数値解析?加工等の技術の習得を目標にしています。アメリカで開催される?SAE(Society of Automotive Engineers)Aero Design West?への出場をめざすSAEチームと、?全日本学生室内飛行ロボットコンテスト?での自動操縦部門の全ミッションの達成をめざす飛行ロボコンチームが活動しています。