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英語科目「イングリッシュセミナー」の授業の一環で『にぎわいの里ののいちカミーノ』『野々市公民館サークル活動』英語版を制作。 デザイン思考を用い、野々市市の外国人住民が何を求めているのか問題点を定義し解決策を創出、プロトタイプとして具体化し、発表するまでを英語で実践
金沢工業大学では英語科目「イングリッシュセミナー」の授業の一環として、学生チームが英語版「にぎわいの里ののいちカミーノ」と「野々市公民館サークル活動」パンフレットの制作に野々市市との協働事業として取り組みました。できあがったパンフレットは、野々市市のホームページに公開され誰でもダウンロードできます。
英語教育課程では英語を使って地域社会の問題発見、解決に取り組む地域貢献型プロジェクトを正課(授業)に採り入れています。ユーザーの視点からプロダクトの創出を目指す「デザイン思考」を用い、野々市市の外国人住民へ英語でインタビューを実施。何が求められているのか問題点を定義し、ブレーンストーミングを通じてアイデアを創出します。生み出された解決策はプロトタイプとして具体化し、検証、評価し、発表するまでのプロセスを英語で実践します。
今回は、インタビューの結果、日本人の方々と知り合いたい、日本文化を学びたい、などのニーズがあることがわかりました。インタビューの結果を踏まえ、文化的な教室がどこで実施されているかを更にリサーチしたところ、オープンしたばかりの「にぎわいの里ののいち カミーノ」で多く実施されていることがわかりました。しかし、フォローアップのインタビューでは外国人住民はカミーノができたことは「前を通ったから知っている」と回答があったものの、「その建物が何かは知らない」という方々がほとんどでした。カミーノ自体が新しく、パンフレットがあるものの、英語版がないため英語版が必要であること、文化教室(公民館サークル)がカミーノで実施されているが、英語版パンフレットがないことがわかり、『にぎわいの里ののいちカミーノ』『野々市公民館サークル活動』の英語版の制作に取り組みました。
『にぎわいの里ののいちカミーノ』『野々市公民館サークル活動』英語版制作に取り組んだ学生メンバー
浅井春葉さん 航空システム工学科2年
清??和琳さん 航空システム工学科2年
丹羽翔?さん 威廉希尔中文网站情報学科3年
*この活動は野々市市市民提案型事業の一環として実施されました。
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