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下川研究室の学生がオンライン指導。野々市市の小学生が仮想空間上に思い思いの遊び場や空間を製作。 「カメリア?キッズ ソーシャルVRでバーチャル野々市市をつくろう!」を開催しました
「カメリア?キッズ ソーシャルVRでバーチャル野々市市をつくろう!」が令和2年11月21日(土)に野々市市情報交流館カメリアで行われ、金沢工業大学建築学部下川雄一研究室の学生8名によるオンライン指導のもと、市内在住の小学生が仮想空間上の”野々市市”に思い思いの遊び場や空間を作りました。
このプログラムは、野々市市情報交流館カメリアが市内の子供たちを対象に、情報通信機器の楽しい使い方講座や最新の科学技術に触れるものづくり体験などを実施する”カメリアキッズ”の一環として行われました。オンラインの仮想空間を使った初のイベントとなります。
下川雄一研究室はHubs(ハブス)というソーシャルVRを使用しました。Hubs はMozilla Mixed Reality チームにより製作された実験段階のVRプラットフォーム。専用のヘッドセットやアプリのダウンロードは必要はなく、パソコンのブラウザから手軽に参加できるため、子供向けのイベントに適したサービスと考え、採用したものです。Hubsはアバター同士でのチャットや音声によるコミュニケーションができるほか、数多く用意された立体のパーツを使って、自由な空間づくりが楽しめるのも大きな特徴となっています。
子供たちは、下川研究室で準備したソーシャルVR空間“バーチャル野々市”に入り、野々市の名物になっている、椿やキウイ、のっティやのんキーをバーチャル野々市内で探しました。
こうして仮想空間に慣れた子供たちは、次にバーチャル野々市内の空いた土地に、自分で考えたテーマに沿って、オリジナルの空間づくりに取り組みました。
思い思いの遊び場や空間を作った子供たちは、各自が作った”マイ野々市”を訪問しあい、仮想空間でのものづくりを楽しみ、2時間のプログラムは楽しいうちに終わりました。
中心になって企画運営に取組んだ田口駿さん(建築デザイン学科4年)は「ソーシャルVRに興味を持ってもらえうれしかったです。ただ、パソコンの環境によって最後までたどり着けなかった参加者がいたので、次回予定されているイベントでの改善に活かしていきたいです」と語っています。
金沢工業大学ではVR(Virtual Reality)やMR(Mixed Reality)などのxRに関する教育研究が活発に行われています。課外活動プログラム「オナーズプログラム」でもVR技術の活用に焦点をあてた学科横断型のプロジェクトとして、IoAプロジェクトが活動しています。
反響が大きかったため第2回を12月25日(金)に開催
今回実施された「カメリアキッズ ソーシャルVRでバーチャル野々市をつくろう!」は反響が大きかったため二次募集を行い、同様の内容で12月25日(金)にも開催しました。
この時の模様は以下の野々市市情報交流館カメリアホームページで紹介されています。あわせてご覧ください。
「カメリアキッズ ソーシャルVRでバーチャル野々市をつくろう!」(第2回)を開催しました