?2年以上の企業又は官公庁における実務経験をお持ちの方
?組織を変えたい、社会を変えたいという志を持つ方
?将来、KIT虎ノ門大学院へのご進学を検討されている方
■イベント概要
今回は、イノベーションマネジメント研究科について、野村恭彦 教授によるオンライン説明会を開催します。MBA(経営管理)修士課程の特長や研究テーマ?ゼミ指導など、ウェブサイトやパンフレットだけではお伝えしきれない修学のメリットや魅力をお話しすると共に、グループ相談会では普段より抱かれている皆様のあらゆる疑問にお答えいたします。
後半の公開講座では、「ビジネス“スロー”思考」をオンラインで体験することができます。お知り合いや仕事仲間とお誘い合わせのうえ、ぜひこの機会にご参加ください。
■講座概要
イノベーションは、市場のニーズにスピーディーに応える「ファスト(Fast)思考」では起こせなくなってきました。本講座では、イノベーションをSDGsや社会課題解決という視点から、本質的な協働を仕掛ける「スロー(Slow)思考」で実現するための方法論を学びます。
ハンバーガーのように10分で済ませられる「ファストフード」に対し、材料を集め、みんなで料理をつくるというプロセスを大切にし、人と人との関係性を育みながら食事を楽しむのが「スローフード」です。ビジネスの世界も同様で、モノ売りからサービスプラットフォームにビジネスモデルがシフトすることで、一社が「ファストイノベーション」で起こすのは難しくなり、その一方で、企業?行政?NPOが協働することで実現する、「スローイノベーション」の重要性が増しています。
SDGs達成や社会課題解決をめざし、戦略的に新規事業創造や企業変容に取り組む場合は、とくにこのスローイノベーションの重要性が増します。たとえば、新しい循環システムやシェアリングシステムをまちなかに実装しようと思ったら、自治体や商店街の協力が必要です。スローイノベーションでは、ステークホルダーとの関係性をデザインし、相互信頼に基づく協働を行います。
あなたは、アフターコロナのSDGs時代に向けて、どんな未来をつくりたいですか?そのために、行政、NPO、異業種など、どんなステークホルダーと協働すればイノベーションを生み出すことができると思いますか?それは、「あなた自身の生き方を問い直す」ことにもなります。あなたのビジネスもライフスタイルも、「スロー」というレンズを通して見てみましょう。
■講座詳細
1.企業戦略のこれから:CSV視点からみたポジショニング戦略の再定義
2.イノベーションのこれから?SDGs時代のイノベーションの起こし方
3.「革新的な協働の場」をデザインする?「つなげる30人」という究極の社会変革チームから学ぶ
4.【演習】アフターコロナの社会イノベーションの問いを立てる