- 虎ノ門大学院ブログ
- 2019年03月13日
法曹会館で平成30年度学位授与式を挙行!33名に修士(知的財産マネジメント/経営管理)の学位記を授与しました。
当初心配されていた雨模様から一転、早春らしい爽やかな空が広がる中、3月10日(日)午後1時30分から、千代田区霞が関の法曹会館高砂の間にて、平成30年度KIT虎ノ門大学院学位授与式を挙行しました。イノベーションマネジメント専攻の方々、昨年9月に修了した5名を含め計33名に、修士(知的財産マネジメント9名/経営管理24名)の学位記を授与しました。
この度、平成28年にスタートしたイノベーションマネジメント研究科として3回目の修了生を輩出することになります。平成16年に社会人を対象とする実践的な大学院が設置されて以来、15年の歳月が経過し、これまで学位を授与された方々も含めると約550名の修了生を数えることになります。虎ノ門キャンパスでは、修士課程の研鑽の中で、最短1年でMBA(経営管理)もしくはMIPM(知的財産マネジメント)の学位を取得することができます。
今回修了する方々のプロフィールを見てみますと、企業経営者、外資系コンサルティング会社のマネージャー、ファミリービジネスの事業承継者、大手広告代理店のディレクター、教育機関の教職員、プロ野球の球団スタッフ、官公庁の職員、製薬会社の研究員、文房具メーカーの知財部員など、まさに多士済々な顔ぶれとなりました。
金沢本校から駆けつけた大澤敏学長は式典の中で、一人ひとりの名前を読み上げ、固い握手を交わしながら修了生に学位記を授与しました。学長式辞では、人工知能や脳科学、SDGsやSociety5.0など最新の話題にも触れ「虎ノ門キャンパスでは、産業界の第一線で活躍する教員を中心に強固な人的ネットワークを構築できることが大きな特徴となっており、さらには経営と知財が一体となっていることが強みでもあります。本日学位を授与された方々はこの人的ネットワークを最大限に生かしながら、其々の分野でご活躍されることを心より願っております」と、エールを送りました。
続いて、修了生を代表して謝辞を述べた上原幸司さん。不動産ディベロッパーのマーケティング部で働きながら、経営のスキルを身に付けるため、さらには既存のビジネスモデルをイノベートし実践することを目的にKIT虎ノ門大学院の門を叩き、2年間で修士(MBA/経営管理)の学位を取得しました。在学中は、ビジネスマネジメント領域の三谷宏治教授のゼミ指導のもと、「中堅不動産ディベロッパーによる木造住宅密集地域整備促進の為の独自事業プラン提言」をテーマに、ご自身の実務に即した研究を行いました。
上原さんは「いま思い返せば、学業と業務の繁忙が重なった苦しい時期がありました。出張から戻り、羽田空港からタクシーで大学院に向かい、その車内にて発表内容を整理し、授業で発表したこともありました。そして深夜に帰宅後、復習と翌日の仕事の会議に備えることもありました。苦しい時期での学びは自分との戦いで、様々なことが思うように進まず、働きながら学ぶことの大変さを痛感しました。しかし、教職員の皆様や上司と家族の陰ながらの支えにより、本日を迎えることができました。このことは私にとって本学における沢山の知識を得たことと同様に、大きな自信と財産になりました」と、感謝の言葉を述べました。
式典終了後は同会館3階富士の間に会場を移し、学位授与記念パーティーを開催しました。イノベーションマネジメント研究科の棚橋祐治研究科長、加藤浩一郎教授、三谷宏治教授が壇上にのぼり、開会の挨拶、乾杯の挨拶、閉会の挨拶、修了生への熱いエールとお祝いの言葉を述べました。歓談中はお世話になった先生方や先輩?後輩も集まり、思い出話に花が咲き、将来の目標について熱く語り合っていました。また、仕事と学業の両立をサポートいただいたご家族の皆さまにも多くご参加いただき、終了予定時刻をオーバーしながら午後4時過ぎに盛況のうちに閉会しました。修了された皆さま、誠におめでとうございます!さらなるご活躍を心より祈っております。