開講科目の詳細
チェンジマネジメント特論2
Change Management 2
担当教員
受講対象者
経営企画担当者、組織企画担当者、ITコンサルタント、プライベート?エクイティ
業務責任範囲:
事業構造?業務プロセスの変革、新ITシステムの導入、企業合併後の事業?組織統合
授業の主題と概要
チェンジマネジメントの本質は、バランスと個別性にある。本科目は、「多彩なアプローチ?ゲスト」と「自分で考える」授業です。本科目(特論2)は、「実践編」として構成しています。
現在の激しい経営環境の中、多くの企業が業務改革に取り組んでいます。しかし、業務改革の計画を早く、着実に実行するための「変革のマネジメント」について十分な準備と知識ができていないため、元に戻ってしまったり、予測されたスピードで変革が進まないケースがほとんどです。
現代経営の中核であるチェンジマネジメントの概念と基礎知識を習得し、今までの業務改革の成功要因および失敗要因をケーススタディを通して分析し、チェンジマネジメントはもとより組織改革から知識改革までの成功のこつを見極めるための現実感とノウハウを学んでいきます。
チェンジマネジメントのコツをつかむため、実践で活躍する講師?ゲストスピーカーによるリアルな内容の授業を行います。
① 変革推進のための技術(1)トライ&エラーによる現実的対応(8ステップの変則適応)
② 変革推進のための技術(2)社員巻き込み方(コツ、ティップス、教訓など)
③ 変革推進のための技術(3)変革のリーダーシップ
④ 変革推進のための技術(4)抵抗勢力への対応方法
⑤ 変革推進のための技術(5)内側からの変革(従来方式とは異なる「ホールシステム?アプローチ」という概念)
⑥ 変革推進のための技術(6)AI手法の演習(ホールシステム?アプローチの実際)
⑦ 学習する組織の要件と実際(勝ち続ける組織の事例研究)
到達(習得)目標
チェンジマネジメントはもとより組織改革から知識改革までの成功のコツを見極めるための現実感とノウハウを学ぶ
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
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1,2 | コースの概要説明と変革プロセスの復習 変革の技術①(変則的なプロセスの事例) ?コッターの8ステップ理論の復習 ?事例研究:事前にケースを配布 変革の技術②(社員を変革に巻き込むメソドロジー) ?初期段階の課題発掘から社員巻込みの貴重なチャンスを活かす ?特別講師による実践的講義と演習 |
3,4 | 変革の技術③変革実行のプランニング) ?事例研究(匿名サービス系企業の変革例を通じて、成功するプランニングの要諦を検討する) 変革の技術④(抵抗勢力への対応) ?チェンジ?モンスターの類型と対処法を実際の経験から解説 |
5,6 | 変革の技術⑤(ホールシステム?アプローチ) ?AI を中心に「内側からの改革」の理論について講義 ?従来型の変革との違いとその効果を学ぶ 変革の技術⑥(AI演習) ? 特別講師による「AI 技法の解説と演習指導」を演習形式で体験する |
7,8 | 学習する組織の要件と実際 ?勝ち続ける組織の事例研究(トヨタ自動車) ?革新的なアイデアを生み出す組織の研究 ファイナルテスト |
開講について
開講時期: 3学期
開講形態: 2コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
「企業変革の核心」ジョン?コッター(日経BP, 2009)
「ポジティブ?チェンジ」ダイアン?ホイットニー他(ヒューマンバリュー, 2006)
【参考図書】
「企業変革力」「企業変革ノート」ジョン?コッター(日経BP )
「カモメになったペンギン」ジョン?コッター(ダイヤモンド, 2007 )
「実行する組織」ジョン?コッター(ダイヤモンド、2015)
「ナディアが群れを離れる理由」ジョン?コッター(ダイヤモンド, 2017 )
「チェンジ?モンスター」ジーニー?ダック(東洋経済, 2001 )
「ダイバーシティの潮流と現実」(早稲田ビジネススクールレビューVol.09 )
「ホールシステム?アプローチ」香取一昭、大川恒(日経, 2011 )
※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。